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入道雲♪のつづき

入道雲はどんどん発達していってどうなるか?という話でしたね。それでは解答。

←こうなります。

上部が平らに広がってしまうのです。写真ではちょっとどうなっているか、わかりにくいですよね。仕方ないです。何しろスケールが大きいので全体を撮影しようとしてもなかなかできないのですよ。

入道雲はどんどん発達して上空1万m~1万7千mくらい(←緯度によって違うよ)までいくと”圏界面”というところに達します。圏界面より下は対流圏といって水蒸気を多く含み、空気が対流していて雲が発生したりなど様々な気象現象がおこるわけです。ところがそれより上は成層圏といって・・・まあ、難しいことは抜きにして雲ができないのです。つまり入道雲の上への発達もここまで。でも下からどんどん雲が出来上がって押し上げてくるもんだからしかたなく(?)横に広がるわけなのです。なので写真の雲が平らになっているあたりが圏界面ということになります。ただしこれくらいまでに発達すると、その下ではとんでもないことが起こっているわけ。バケツをひっくり返したような大雨と雷です。実際、この写真は東京の中央区付近から北の方を撮影しているんですが、栃木県・群馬県付近では大雨・雷の警報が出ていましたよ。東京から栃木県とかいって遠いんですけど、夜になると雲の中に稲妻が見えるのです。

雷雨が大好きな大堀は、夏になると毎日のようにネットで雨雲の発生・発達をチェックして、今日は雷雨あるかないか調べているのです~♪

 あっ、ちなみに写真の真ん中あたりに見える煙突みたいなもの、建設中のスカイツリーです。この時点で398m。こちらの写真も建設初期から撮りためているので、機会があったらお見せしますね♪