夏期講習会案内 大堀求の「生物学的思考回路【遺伝編】」その2
夏期講習会「生物学的思考回路【遺伝編】」の案内の2回目です。今回は第1章と第2章について詳しく説明していきますよ。
第1章:ここでは高校生が遺伝でもっともつまずくところである「独立・連鎖」を説明します。
前回でも説明しましたが、最初に多くの高校生は記号で遺伝を習います。
AaBb×AaBb →
〔AB〕:〔Ab〕:〔aB〕:〔ab〕=9:3:3:1
という感じに。最初のうちはこれでいいんですけどね。で、これに慣れたころに、「応用=難しいこと」としていきなり連鎖が出てきます。
すると、AaBb×AaBb→〔AB〕:〔Ab〕:〔aB〕:〔ab〕が9:3:3:1にならず、3:0:0:1や2:1:1:0、さらには64:9:9:16になることもある。記号だけを見ていたら「どれもAaBb×AaBb→〔AB〕:〔Ab〕:〔aB〕:〔ab〕で同じなのに、なんで答えが違ってくるの????」。パニックになって当然です。そこで第1章で「独立と連鎖」を教えてしまいす。連鎖は応用でもなんでもなく、基本中の基本です。
第2章では「組み換え」を教えます。
多くの高校生は、前述した「独立と連鎖」でつまずきます。頭が「???」となっているところに待ち構えているのが「組み換え」です。これでとどめを刺され「遺伝は難しい」、あげくには「生物を受験に使うのをやめよう」となってしまうのです。でもね、組み換えはちっとも難しくないんです。ではなぜ組み換えがわからないのか? それは減数分裂がわかっていないからなのです。では何で減数分裂がわからないのか? それは間期での染色体の動きがわかっていないからです。さらに染色体と遺伝子(A、a)が頭の中でつながっていないからなのです。だから大堀は第2章でちゃんと減数分裂も教えます。大丈夫、大堀の説明を聞けば「あれ、組み換えってこんなに簡単なことなの?」って驚くことでしょう。
遺伝でもっとも重要なのがこの第1章「独立・連鎖」と第2章「組み換え」なのです。あとの遺伝現象はこれらをもとにして考えていくのです。
遺伝が苦手な学生諸君、絶対にできるようになるから楽しみにしていてね(^o^)
ところで「ふだん、大堀の講義を聞いていないとついていけないのでは?」という質問があるのですが、いいえ、そんな心配はありませんよ。講義では遺伝を理解するのに必要なことはすべて説明しますから、安心して受講してください。したがって他の塾・予備校に通っている高校生・浪人生でも問題なしです。
それからレベルなのですが、基本から説明していきます。なので「偏差値が30・40代だ~」なんて学生でも大丈夫!!
今回はこのくらいにしておきますね。次回は第3章以降ではどんなことをするのかを説明していきますよ♪