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夏期講習会案内  大堀求の「生物学的思考回路【遺伝編】」

 こんにちは。今回は大堀のオリジナル講座「生物学的思考回路【遺伝編】」を紹介します。

 受験生の間では、なぜか遺伝は「難しい」ものとされています。なぜでしょう? 

あたりまえなのですが、「わからないから」でしょうねえ。

ではなぜわからないのでしょう? 大堀は次のように考えます。

多くの参考書などはまず遺伝を記号遊びみたいに教えます。こんな感じに・・・

   Aa×Aa→AA:Aa:aa=1:2:1

そうして散々学生の頭に「遺伝は記号遊びだ~」って刷り込んでおいて、その遊びに慣れたところでいきなり「実はこれらは染色体上にあって・・だから連鎖が・・・だから組み換えが」ってくる。学生はたまったものではありません。頭の中は「?????・・・」、パニックです。

たしかにこういうふうに教えたくなる気持ち、わかります。メンデルが遺伝の法則を発見したころは染色体なんてものは知られていませんでした。で、そのあと染色体が発見されて減数分裂がわかってきて、連鎖や組み換えなどもわかってきた。つまり生物学の歴史に沿って教えていこうというやり方ですね。大堀も分野によっては解明された歴史に沿って講義しています。でも歴史の順で教えた方がいい場合とそうでない場合があります。遺伝を学生にわかってもうためにはどっちがいいか? もちろん後者です。

だから大堀の講義ではまず染色体の動きから説明して行きます。そして最初の方で独立と連鎖と組み換えを教えてしまう。そうした方が絶対学生が理解しやすいのを大堀は知っていますから(^o^)

今回の紹介はこのくらいにしておきますね。次回は他の講座も含めて内容をもっと詳しく説明していきま~す♪