分子生物学の超入門書 「大堀講義ナマ中継 分子生物学」
さて、大学に入学したはいいけれど、「物理・化学で受験したために生物を全然やってない」っていう学生さん、すごく多いと思います。そりゃあそうですよね。理科3科目なんてやっていられませんって。でもね、医系・歯学系・薬学系・獣医系などの学部では生物学を学んでいないと非常にきついですよ~。で、「何とかならないか?」っと思いながらネットを検索していたんですよね。
特に難しいのが遺伝子(DNA」の分野である”分子生物学”です。「大学の講義は何言っているのかわからない」し、しかも”〇〇入門”とか書いてある書籍を読んでも「これのどこが入門書なんだ~」って叫びたくなるほど難しい本ばっかりですよね。だってそれが大学の学問なのですから・・・
そこで大堀が「高校の基本レベルから大学生用の書物が読めるところまで君たちをもっていってあげるぞ~!!」という思いで書いたのが本書です。
まずは「遺伝子って何なのか?」から話が始まります。「遺伝子とDNAと染色体って何が違うの?」とか「n・2n・ゲノムの意味」、そして「遺伝子からタンパク質が合成される転写・翻訳」、さらにはオペロン説・岡崎フラグメント・テロメア・PCR法にも話が及びます。この本を読めば、大学生用の本が何を言っているかわかっちゃうし、大学の先生の話が「ああ、あのことね」って言う感じでスーっと頭の中に入ってきますよ。
大学受験で生物をやってなかった学生諸君、これは使えるぞ!!