夏期講習会2018年度ハイレベル生物はどんなことをやるのか?
●演習講座の必要性
格闘技の道場に通っていろいろな技の“型”を覚えたとしましょう。ではそれだけで試合に出場した
としたらどうなるでしょうか? その結果はわかりますよね。そりゃあ何も習わないよりはマシで
しょう。
しかし、好成績を残すには“型”を覚えただけではダメ。それらを実際に使うという練習を通して
「相手がこういう技を繰り出してきたときにはこういうふうに避け、そしてこういうふうに攻撃
する」という一連の動きを、頭で考えなくても体が勝手にやってくれるようにしておく必要があり
ます。
これは入試も同じこと。1学期の講義ではいろいろな生命現象を解説しましたね。で、君たちは
それを一生懸命ノートに写し、そして覚えました。でもこれは“型”を習ったのに過ぎないわけ
です。
実際に問題を解く練習を通して「こういう問題が出題されたらこう対処する」ということが自然
にできるようにしておかなくてはなりません。で、そのためにあるのが演習の講座なのです。
さてその演習講座には『センター生物』と『ハイレベル生物演習』がありますが、今回は
『ハイレベル生物演習』についてい説明していきましょう。
●『ハイレベル生物演』という講座のレベル
”ハイレベル”というくらいですから、それなりの難易度の講座です。目標とする大学は国立なら
名古屋大学・大阪大学・東北大学・北海道大学・九州大学・東京農工大学・海洋大など全国の
中堅以上の国立大学、私立なら早稲田大学・東京理科大学・慶応大学医学部、その他公立大学
の医学部・首都大学東京などです。
ただし、めちゃくちゃ難しい問題は載せていません。「本番でこのくらいの問題をキチンと
解答できれば合格圏に達する」というレベルの問題を演習するわけです。
●夏期講習で扱う範囲
細胞(細胞分裂・生体膜など)・呼吸・同化・遺伝(独立や連鎖)など・遺伝子(DNA・RNA)
・発生などです。細胞分裂といっても「次の図を分裂の正しい順番に並べよ」とか「固定とは
何か」などという基本レベルの問題は扱いませんよ。「前期でみられる染色体の動きを100字
以内で説明せよ」とか「放射性チミジンを使って細胞周期各期の時間を求める問題」などを扱う
のです。
生体膜だって知識問題なんかは扱いませんよ。与えられたグラフから、その生体膜(細胞膜)
の性質を探るような問題を扱いますからね。なお、上記以外の範囲は冬期講習会で扱います。
●講義形式
演習の講座です。ですから予習をしてきましょう。家で問題を解いてくるわけです。じっくり
時間をかけて予習してくださいね。講義では、その問題を解くのに必要な知識、考え方、論述の
ポイントなどを解説していきます。
●注意
さて、「この講座を受けようかなあ」と思ってくださったそこの君、ちょっと待ってくださいよ。
「目標とする大学のレベルが高いから”ハイレベル”の講座を受けなくてはならないのか?」を
考えてくださいね。まずは自分の現在のレベルを確認してください。偏差値が50代にも達して
いない学生がこの講座を受けても「何を言っているのかわかんな~い」と思っているうちに
どんどん講義が進み、結局最後までわからないまま・・・なんてこともあるわけです。それは
時間とお金の無駄ですね。
この講座を受けることでさらに学力向上が望める学生は、記述模試などの偏差値が50代後半
以上です。そういう学生を60代後半~70代にしてしまおうという講座ですからね。
くれぐれも背伸びをし過ぎないようにしてくださいね。
逆に偏差値が50代後半以上の学生がこの講座に出れば、成績が伸びること間違いなし。
君が持っている生物学的知識が融合して、生物学的な思考回路が構築されることでしょう。
毎時間、「ああ、こういうふうに考えればいいんだ~!!」という発見がたくさんあるで
しょう。楽しみにしていてくださいね♪
●日程
どの校舎で受講しても内容は同じです。
また大堀の講座はすべて収録され代ゼミ各校舎の「フレックスサテライン」・全国の
サテライン予備校などで好きな日時で受講可能です。
名古屋校 B週 7月23日(月)~7月27日(金) 4コマ目(15時30分~17時00分)
本部校 C週 7月30日(月)~8月3日(金) 3コマ目(13時30分~15時00分)
☆ 大堀求の講座は、大堀求が出講していない校舎でもサテライン放映によって代ゼミのすべて
の校舎で受講可能です。
☆ 大堀求の講座はすべて収録されますので、代ゼミ各校舎(=フレックス)・サテライン予備校等
で好きな日程・時間で受講することが可能です。
☆ これまで代ゼミに通っていなかった学生、他の塾・予備校に通っている学生さん、それから
現役の高校生も大歓迎です。ふるって参加してくださいねヽ(^。^)ノ
☆ 受講申し込みなどは代ゼミのHPをご覧ください。
https://www.yozemi.ac.jp/course/koshukai/