コラム・お知らせ

2021年度 代ゼミ冬期講習会 「大堀の”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>」はどんな講座か?

今回は、大堀”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>の御案内です。

「総復習」といっても、「転写・翻訳ってなんだっけ?」なんてやりませんよ。

そんなことはもうわかっているものとして、もっとハイレベルな内容の復習や、

知識と知識をつないで新しい知識を作り出す力(=ひらめき力)を養成する講座です。

では、ちょっと次の例題を解いてみましょう。

 

例題 次の文章を読んで、下の各問に答えよ。

  細菌(=バクテリア)は細胞壁を持つ。細胞壁の材料となる成分を細胞内で合成し、こ

 れを細胞外へ分泌し、分泌された成分をPBPなどの酵素によって結合させ層状の細

 胞壁を作り出している。層状の細胞壁は常に作られ続けているが、外側から常に崩壊し

 ている。このため細菌は常に20層程度の細胞壁でおおわれているのである。

 

 問1 下線部①について、細胞壁の成分は細胞内でリピッドキャリアーと呼ばれる物

   質と結合する。このリピッドキャリアーの役割を述べよ。

 問2 下線部②について、ペニシリンと呼ばれる抗生物質(殺菌物質)はPBPの阻害

   剤としてはたらく。ではペニシリンによってどうして細菌が死滅するのか述べよ

 

問1の解説

●生物ができない人の思考:「リピッドキャリアーなんて習ってないから、わからない」。

●生物ができる人の思考:細胞膜はリン脂質二重層からなり、親水性の物質は簡単には通過

できないはずだ。ところで、細菌の細胞壁はペプチドグリカンだ。ペプチドグリカンは、

いくつかのアミノ酸といくつかの糖からなる物質だ。これらのアミノ酸や糖が親水性であれば、

細胞膜のリン脂質二重層を簡単には通れないはず。ということは、リピッドキャリアーは、

この「リン脂質二重層の通過」を可能にするためのものではないか?

 

☆大堀のひらめき力養成講座<+1・2学期総復習>は「生物ができる人の思考」ができるように

するための講座です。

 

問2の解説

●生物ができない人の思考:「抗生物質がどんなふうに細菌に作用するかなんて

習ってないからできない」

●生物ができる人の思考:単細胞生物が持つ細胞壁は、浸透圧差で水が侵入しても破裂しない

ようにするためのものだ。問題文中に、抗生物質は細胞壁の合成を阻害する…と書いてある。

ということは、細胞壁がやがて消失し、侵入してきた水で細菌が破裂するのでは?

 

☆大堀の”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>は、「生物ができる人の思考」

ができるようにするための講座です。

 

☆対面授業の日程

本部校 :2021年 12月13日(月)・14日(火)  

     5・6コマ目(17時30分~21時00分)

名古屋校:2021年 12月16日(木)・17日(金)

     5・6コマ目(17時30分~21時00分)

☆フレックスサテラインによって好きな日にち・時間に受講が可能です。

また全国の提携サテライン予備校でも受講可能です。

 

 

★大堀の講座は代ゼミ生はもちろん他の塾・予備校に通う現役生・浪人生も大歓迎。

ふるって受講してねヽ(^o^)丿

★日次・申込方法などは代ゼミのHPをご覧ください

http://www.yozemi.ac.jp/course/koshukai/