2022年度 代ゼミ冬期講習会 「大堀の”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>」はどんな講座か?
今回は、大堀の”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>の御案内です。「総復習」といっても、「転写・翻訳ってなんだっけ?」なんてやりませんよ。そんなことはもうわかっているものとして、もっとハイレベルな内容の復習や、知識と知識をつないで新しい知識を作り出す力(=ひらめき力)を養成する講座です。
では、ちょっと次の例題を解いてみましょう。
例題 次の文章を読んで、下の各問に答えよ。
細菌(=バクテリア)は細胞壁を持つ。細胞壁の材料となる成分を細胞内で合成し、これを①細胞外へ分泌し、分泌された成分を②PBPなどの酵素によって結合させ層状の細胞壁を作り出している。層状の細胞壁は常に作られ続けているが、外側から常に崩壊している。このため細菌は常に20層程度の細胞壁でおおわれているのである。
問1 下線部①について、細胞壁の成分は細胞内でリピッドキャリアーと呼ばれる物質と結合する。このリピッドキャリアーの役割を述べよ。
問2 下線部②について、ペニシリンと呼ばれる抗生物質(殺菌物質)はPBPの阻害剤としてはたらく。ではペニシリンによってどうして細菌が死滅するのか述べよ
問1の解説
●生物ができない人の思考:「リピッドキャリアーなんて習ってないからわからない」。
●生物ができる人の思考:細胞膜はリン脂質二重層からなり、親水性の物質は簡単には通過できないはずだ。ところで、細菌の細胞壁はペプチドグリカンだ。ペプチドグリカンは、いくつかのアミノ酸といくつかの糖からなる物質だ。これらのアミノ酸や糖が親水性であれば、細胞膜のリン脂質二重層を簡単には通れないはず。ということは、リピッドキャリアーは、この「リン脂質二重層の通過」を可能にするためのものではないか?
☆大堀のひらめき力養成講座<+1・2学期総復習>は「生物ができる人」の思考ができるようにするための講座です。
問2の解説
●生物ができない人の思考:「抗生物質がどんなふうに細菌に作用するかなんて習ってないからできない」。
●生物ができる人の思考:単細胞生物が持つ細胞壁は、浸透圧差で水が侵入しても破裂しないようにするためのものだ。問題文中に、抗生物質は細胞壁の合成を阻害する…と書いてある。ということは、細胞壁がやがて消失し、侵入してきた水で細菌が破裂するのでは?
☆大堀の”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>は、「生物ができる人」の思考ができるようにするための講座です。
☆対面授業の日程
新潟校 :2022年 12月19日(月)~12月20日(火)
3・4コマ目(13時30分~17時00分)
本部校 :2022年 12月22日(木)~12月23日(金)
3・4コマ目(13時30分~17時00分)
名古屋校:2022年 12月28日(水)~12月29日(木)
3・4コマ目(13時30分~17時00分)
☆フレックスサテラインによって好きな日にち・時間に受講が可能です。
また全国の提携サテライン予備校でも受講可能です。
★大堀の講座は代ゼミ生はもちろん他の塾・予備校に通う現役生・浪人生も大歓迎。
ふるって受講してねヽ(^o^)丿
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