コラム・お知らせ

「センター生物基礎」の1年間の流れ・予習・復習の方法

こんにちは。センター生物基礎を担当する大堀です。よろしくお願いしますね。

1年間の流れと、予習・復習について説明しますね。

●1年間の生物基礎の流れ

・1学期

  「細胞」・「顕微鏡」・「ATP」・「呼吸」・「光合成」・「遺伝子とDNA」

  ・「細胞分裂と遺伝子の分配」・「遺伝子の発現」・「血球」・「心臓」・「腎臓」

・夏期講習会 (講座の名称は予定であり、変更となる場合があります)

  「センター生物基礎」

・2学期

  「自律神経系」・「ホルモン」「免疫」・「バイオーム」・「遷移」・「物質の循環」

  ・「生態系の保全」

・冬期講習会 (講座の名称は予定であり、変更となる場合があります)

  「センター生物基礎テスト」

 

1年間の学習ペース・予習と復習の方法

●他の教科との兼ね合い

 まず、自分の志望校が課しているセンター試験の科目と配点を確認しましょう。おそらくみなさんは文系ですよね。すると、英語・国語・社会の配点に対して生物の配点は低いのではないでしょうか。そうであれば、配点が高い科目の学習を優先してください。

●1年間の理想的な学習ペース

・1学期

 1学期は、英語・国語・社会などの文系科目の学習が中心になるでしょう。そうすると生物の予習・復習にあてる時間はほとんどありません。でも、これは仕方のないことです。文系の大学受験では、センター試験における生物基礎の配点は他の科目に比べて低い場合が多いからです。では、生物はいつやったらいいのでしょう。それは夏期しかありません。

・夏期

 まず、すぐに1学期の復習をしてください。そして2学期の範囲も予習しておきましょう。なぜなら、2学期は再び文系科目の学習が中心となり、生物基礎に時間がかけられなくなるからです。とにかく、夏期のうちに生物基礎の“全範囲“の基本語句を頭に入れてください。これには大堀の著書「改訂版 センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」(KADOKAWA)を使うと効果的です。講義と同じ説明が随所に出てきますので、1学期の講義の内容をすぐに思い出せるでしょう。また、ところどころにチェック問題も入っています。また、問題を解くのもよいでしょう。これには、やはり大堀の著書「センター・マーク標準問題集 分野別シリーズ 生物基礎」(代々木ライブラリー)が効果的です。

・2学期

 ここで夏期の予習が活きてきます。つまり、もうすでに学習済みの範囲を講義で聞くわけですから、2学期の講義がそのまま復習になるのです。夏期でわからなかった部分が解決するとともに、忘れかけていた基本事項を思い出すことができます。また、生物の予習・復習にあてる時間がいらなくなるので、文系科目の学習に時間をかけることができます。

・12月

 そろそろセンター試験の対策を始めましょう。センター試験は時間との勝負です。過去問・過去の模試を集めた問題集などを使って、30分以内(←ちゃんと時間を測って)で解き切るトレーニングをしましょう。本番より短く、「20分以内で解くように練習する」なんていう手もありますよ。

・冬期講習会Ⅰ期

 「センター生物基礎テスト」を利用しましょう。この講座は、90分講義の内の最初の30分は予想問題を“真剣に”解いてもらいます。そして次の60分で大堀が問題を解説します。解き終った直後に解説を受ける・・・わからなかったところ・できなかったところがその場で解決されるのでとても効果的な学習となります。

 

●予習・復習方法

・生物がある程度以上できる学生さん(センター試験模試等で6割はとれる学生さん)

 基本的に予習は必要ありません。空いた時間は文系科目の学習にあてましょう。ただし、夏期を有効に使ってくださいね。夏期のうちに1学期の復習・2学期の予習を済ませてしまいましょう。

・初学者・生物が苦手な学生さん(センター試験模試等で6割に達したことがない学生さん)

 予習をしてきましょう。その方法は、まず私の著書を使う方法があります。「改訂版 センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」(KADOKAWA)は大堀が執筆したものですから、各単元の順番は、基本的に代ゼミのテキストとほぼ同じになっています。さらに講義で大堀がする説明を前もって読んでおけます。各回の最初に代ゼミのテキストのもくじ・内容を確認し、私の著書の該当する部分を読んでくるとよいでしょう。もちろん学校で使っていた生物基礎の教科書で同じことをやっても構いません。そして講義の後で、やはり大堀の著書「センター・マーク標準問題集 分野別シリーズ 生物基礎」(代々木ライブラリー)などを使って各回ごとの分野の問題を解いて復習してください。