ダイビング

ガラパゴス諸島の話2

ガラパゴス諸島にも空港があるんですよ。その近くの港から左の写真の船に乗り込むわけです。

大堀は7人くらいで行ったんですが、この7人で船を1隻借り切ってしまうのです。

船長さんやコックさんなどみんな乗ってます。なので料理とか掃除とかは別にしなくていいのです♪

ただし、コックさんには当たりハズレがあるんですよ。こっちの好みを全く無視するコックさんも

いればただ単純に腕が悪いコックさんもいるのです。1週間以上ここで生活するわけですから、

コックさんはすごく重要なんですよ。

船が最初に寄ったのはこんな島でした。島の名前は・・・忘れちゃった。

まあ見てください。荒涼としているでしょう?

ガラパゴス諸島ってこんな島が多いんです(そうでない島もありますが、それは後ほどお見せします〉。

だから陸上の生態系はそれほど豊かではありません。

 

 

あっ、そういえばこの島に上陸するとき、ペンギンがいましたっけ。

このペンギンは「ガラパゴスペンギン」っていうのですが、1997年のエルニーニョ現象で

その数がめちゃくちゃ減ってしまったんだそうです。

それにしてもこのときカメラのレンズが壊れてちゃんとピントが合わなくなってしまって、トホホ・・・

 

 

そしてけっこう有名らしい岩。

刺さったら痛そうだな。刺さらないか・・・

たしかこの岩の根元あたりにペンギンがいたんじゃなかったっけかなあ・・・

 

 

 

さて、植物を見てみましょう。

 

 

 

 

 

近くで見るとこんな感じ。

 

 

 

 

 

そして荒野ではお決まりのサボテン。

 

 

 

 

 

山登り。さっき自分たちが通ってきた道が見えます。

上の写真のサボテンはこんな所に生えていたんですよ。

 

 

 

 

そして頂上からの眺め。

う~、面白くない景色。

早くダイビングしたい・・・

 

 

 

さっきの刺さったら痛そうな岩も見えますね。

3隻のうちの一番左側のが我々が乗ってきた船です。

 

今回はあんまり生物が出てきませんでしたね。

実は次回もあんまり出てきません。ガラパゴス諸島の話4あたりからジャンジャン出てきますよ♪

ガラパゴス諸島の話

 3月に入りましたね。受験どうでした?

あとは国公立の後期試験を残すだけとなり

ましたね。

 

今回からシリーズでガラパゴス諸島をご案内し

ましょう。

実は2年前の今頃このシリーズを始めたんです

が、事情があって中断していました。今回はまた初めからやり直しで開始することにしました(^_^)/

 

みなさんはガラパゴス諸島ってご存知ですよね? そう、あのダ-ウェインが”自然選択”をひら

めき出すきっかけを作った場所ですね。えっ? 自然選択説は本当はウォーレスの手柄だって?

おお、大堀の講義をちゃんと覚えていたんだねえ、そこの君。

で、ガラパゴス諸島は地球のどこにあるのでしょう?

日本のだいたい裏側ですね。南米エクアドルの約1000km沖合に存在している島々です。

大堀は何度か訪れているのですが、まあ行くのが大変。いろいろなルートがあるんですが、

まず成田空港からヒューストンまで約11時間。で、つなぎの便がないのでヒューストンで

一泊です。次の日はこのヒューストンからエクアドルの首都キトまで飛行機。これはそれほど

時間がかからないんですけど、やっぱりつなぎの便がないのでここで一泊。このキト、赤道直下

の都市なんです。でもね、標高が3000m近くあるので涼しいし、なにしろ空気が薄い。

階段を登ると息が切れるし、しゃべっていると苦しいのです。

ところで、キトの宿の庭を歩いていたら、ウサギがいました。

宿の人に聞いたら、名前は「ブラウニー」。「黒いじゃん」って言ったら「最初は茶色

かったんだ」そうです。うう、条件遺伝子が大人になってから作用したのか・・・

ん? 条件遺伝子は黒を茶にするんだったな。逆条件遺伝子?

そういえばキトに1600mのタワーができるらしいですね。なんでも「ここが赤道だ」

ってことを示すための。でもエクアドルも日本と同じで地震が多い国。大丈夫かな、1600m

だぞ。東京スカイツリーよりさらに1000m高いんだぞ。

はっ、そうだ、ガラパゴスに行くんだったっけ。キトで一泊したら次の日にまた飛行機にのり

ます。で、この飛行機からの眺めが素晴らしいこと。あのアンデス山脈を越えるときの絶景!!

沖縄に行くとき、羽田から飛行機が飛び立つとすぐに富士山が見えますよね。そしてその左側

(西側)に南アルプス(=赤石山脈)が見えてきて、きれいだなあっていつも思うのですが、

あんなもんじゃない。ものすごく地形がダイナミックで・・・あっ、またそれちゃった。

ガラパゴスに行くんだっけ。まあ、とにかくやっとの思いでガラパゴス諸島に着くのです。

 

 

これはガラパゴス諸島の空港の飛行機ね。

 

 

 

 

ガラパゴス諸島はどこで寝起きするのかって?

大堀はジンベイザメを見るためにガラパゴス諸島に行ったのです。つまり、毎日ダイビング。

なので船で生活するのです。その船が最初の写真。あんまり大きそうに見えないのですが、

1人に1部屋あって、部屋の中はちゃんとベッド・トレイ・シャワーがあるんですよ。

さて、次回からはガラパゴス諸島のいろいろな生き物を見ていきましょう。お楽しみに~♪

偶蹄目だヽ(^o^)丿

偶蹄目はなんで偶蹄目というかは

ハイレベルやスタンダードで説明

しましたねえ。

その名の通り、蹄(ひづめ)が偶数

本だからなのですが、今回は写真

で本当にそうなっているか見てみ

ましょう。

 左は西表島の水牛です。もともと西表島には水牛

はいなかったんだけれど、たしか東南アジアの方か

ら連れてきて繁殖させているんだったかな。

さて、足を見てみると・・・

ほ~ら、蹄が2本見えますね。

もっと寄ってみると・・・

 

 

 

 

 みごとに2本、偶数だヽ(^o^)丿

 

 

 

 

 

 

後ろから見るとこんなだ。

 

ああ、また西表島行きたい~(>_<)

あそこは生物好きにはたまらんとこ

ろだよ~♪

 

片利共生「ジンベイザメとコバンザメ」

ガラパゴス諸島に行ってきた時の写真です。

海の中にはジンベイザメが何匹かいて、一番

大きい個体は観光バスくらいの大きさでした。

 

 

 

 

さて、そのジンベイザメなのですが、たくさん

のコバンザメがついていました。

コバンザメは、背びれが変化した吸盤で海の中の

大きな動物(サメ・ウミガメ・エイなど)に吸い付く

のですが、船の底についていたり、場合によって

はダイバーにくっつくこともあります。この大堀

にもくっついたのですが、残念ながら撮影できま

せんでした。

コバンザメはいわゆるサメ(軟骨魚)ではなく硬骨

魚です。

そしていろんなところに入り込みます。

左の写真では、ジンベイザメの口と目の後ろに

ある穴に入り込んでいるのですが、ちょっと拡大

してみましょう。

目の後ろに穴が開いているのですが、コバンザメ

のしっぽが出ています。

わかりません?

それじゃあ・・・

 

 

 

・・・もっと拡大してみました。

 

 

 

 

 

さて、コバンザメは片利共生で出題されることが多いのですが、実際にはサメの体についている

「カイアシ」と呼ばれる寄生虫を食べているようです。なので相利共生ではないか?となるので

すが、入試では「片利共生」としておいたほうが無難です。

 

ジンベイザメのまわりにはカンパチという

魚もいました。

左の写真は、何匹かいたジンベイザメの中

でも小さめのやつだったのですが、その下

に魚がいるでしょう?その魚を拡大してみ

ると・・・

 

こんなやつです。これがカンパチ。

刺身にしたいですねえ・・・

 

 

 

 

 

ガラパゴスには他にもこんなサメがいまし

た。

ガラパゴスレモンザメというんだそうです。

かっこいいですよね。大きさは2mくらい。

 

 

 

ハンマーヘッド(シュモクザメ)は群れで

うじゃうじゃいましたが、撮影しようと

近寄ると逃げてしまうので難儀しました。

 

 

 

 

 

ウミウシのエラ

体表呼吸では、体が大型化すると、

ガス交換のための体表面積が不足する。

そこで・・・・

 

 

 

 

体表面積をアップさせるために「出っ張らせ」たり、

「引っ込ませ」たり、「ひだ状」にして表面積を確保

し、それが発達して様々な呼吸器になった、という話

をしましたね。

このウミウシの背中の”花”みたいなものもその一種

で、二次エラと呼ばれています。

 

 

 

 

でも、左の写真のように、二次エラ

がない種類もいるのです。

 

マングローブ

写真は西表島のマングローブ林で

カヌー遊びをしたときのもの。

オヒルギの林です。ここは支流で

つきあたりの本流を右へ行くと、

すぐに海になります。

 

 

オヒルギの花です。ただしちょっと

時期を過ぎていて・・・

花がもうおしまい気味です。

この花から・・・

 

 

 

この胎生種子ができるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オヒルギの根元を見ると、たくさんの

膝根(しつこん)が見えますね。

泥は、上流から運ばれた葉がつもって、

これらが細菌類によって嫌気的に分解

されてできたものです。つまり腐敗し

てます。なので泥を掘り返すとドブ臭

いです。

泥の中は酸欠状態で、根は空気を得るために一度地表に顔を出すわけですね。

 

 マングローブは総称名で、中にはこんなものもあります。

サキシマスオウノキというのですが、泥の上にもしっかり

立っていられるように根が板状に発達しています。このよ

うな根を板根というのです。

この板根、写真では分かりにくいですが、大堀より大きい

んですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウミガメ

この前の講義ではウミガメの塩類腺の話をしまし

たね。

ダイビングすると、まあまあな確率でウミガメに

出会うのですが、写真はモルジブのアオウミガメ

・・・たぶんアオウミガメ。

ウミガメは性格が海域で異なっていて、沖縄や

パラオでは人間を見かけると、まず逃げてしまい

まず。ところがモルジブでは人間を見ても意に介

さず、逆に近づいてくるものもいるくらい。

写真の個体も撮影していたらこっちを見て、近寄

ってきました。

そして・・・カメラにぶつかりました。

右の写真はぶつかる寸前のもの(^^;)

 

 

誰の瞳孔か?

  誰の瞳孔か?

それは・・

 

 

 

 

 

 コブシメの瞳孔です。

コブシメはイカの仲間(軟体動物門・頭足綱)。

皮膚の色を瞬時に自在に変えられるすごいやつです。

実物を見ればそれがわかるんだけど・・・

これは西表島の海で撮影したもの。

30センチくらいだったかな?

マグロは口を半開きにして泳ぐ(^O^)/

写真は2010年の3月に行ったメキシコの沖で撮影したもの。キハダマグロというマグロで、上下に伸びた長いフィンが特徴だよ。丸々していてすごく大きかったなあ。2mはなかったけれど、俺の身長くらいはあったかなあ。2匹並んで泳いでいたぞ。

さて、この前の講義で説明したけれど、マグロの口、半開きになっていますよね♪ いっつも半開きです。口からエラに水を流して、海水から酸素を取り入れているわけね。

キハダマグロの肉はやや白っぽくて味はあっさり系。大堀はクロマグロのほうが好きだな。クロマグロ、そのうち撮影したいなあ。

ガラパゴス諸島 この前の講義で見せられなかった写真(その3)

ガラパゴスアシカの赤ちゃんです。

寝ています。

 

 

 

 

 

あっ、起きた。

 

 

 

 

 

 

 こらっ、そんなに近寄ったらピンとが合わないって・・・

 

 

 

 

 

 

何もいい匂いしないでしょう?

 

 

 

 

 

 

そうそう、ちゃんとピントが合った。