生物受験生

生物の勉強法 第5話 「ひらめき力」って何だろう?

さて、今回は次の4つの項目の…

3.「これは暗記事項なのか? それとも、その場で考えて解くのか?」ですね。

皆さんは問題を解いていて「こんなことまで暗記しておかなくてはならないのかなあ? こんなの教科書にも資料集にも載ってないし…」と思ったこと、ありますよね。その原因は

①必要事項が暗記し切れていない。

②ひらめき力が不足している。

となります。

 

さて、②「ひらめき力」って何なんでしょう? では例のごとく次の問題を解いてみましょう。

問1 副腎髄質は何胚葉由来か答えよ。

問2 リンパ球の1つであるB細胞は核の割合が大きく細胞質がほとんどない。しかし、ヘルパーT細胞によって活性化して抗体産生細胞になると細胞質が発達する。このとき、特にどのような細胞小器官が発達するか答えよ。

問3 「ミドリムシは収縮胞を持っている」は正しいか、正しくないか。

問4 渦鞭毛藻は葉緑体を持った単細胞生物(原生動物界)である。渦鞭毛藻類の葉緑体は、一般的な植物細胞が持っている葉緑体とどう違うか説明せよ(問3の解説をヒントにしてひらめきの練習をしてみてください)。

 

問1

だいたい教科書・資料集・参考書に載っている胚葉由来は…

・・・ですよね。そうです。副腎髄質が何胚葉由来かは載っていませんね。じゃあ、これ、どうするのでしょうか? 「ひらめき力」で解くのです。では、「ひらめき」って何でしょう? それは…

 

 

 

・・・となります。つまり知識がなければひらめきようがないわけですね。やっぱり生物は暗記科目なわけです。

では、ここではどんな知識とどんな知識をくっつければ解答を導くことができるのでしょうか?

まず、副腎髄質は何をするところでしょう? それは「アドレナリンを分泌するところ」ですよね(←これは暗記しておくべき事項です)。ここで、「そういえばアドレナリンって、ノルアドレナリンとどう違うの」って思ったことありませんか? ノルアドレナリンは「神経伝達物質の1つ」ですよ(←これも暗記しておくべき事項)。実はアドレナリンとノルアドレナリンはかなり似た物質です。その作用も似ています。で、神経細胞は外胚葉由来ですよね(←これも暗記しておくべき事項)。ここから…

「神経細胞は外胚葉由来でノルアドレナリンを分泌する」→「ということはノルアドレナリンと似た物質を分泌する副腎髄質は神経細胞と同じ胚葉由来なのではないか?」とひらめくわけです。

解答:外胚葉由来

 

さて、ここまでくると、そうですよね。「じゃあ副腎皮質は?」って、なりましたよね。副腎皮質は何胚葉由来でしょう? ひらめくでしょうか? やり方は副腎髄質の場合と同じですよ。解答は次回のお楽しみ♪ それまでに考えてみてください。

 

問2

これもやはり教科書・資料集に「抗体産生細胞では〇〇という細胞小器官が発達している」なんて書いてありません。やはり「ひらめき」で解くのです。さあ、やってみましょう。

「抗体産生細胞は抗体を分泌する」→「抗体はタンパク質でできている」→「分泌用のタンパク質は小胞体に付着したリボソームで合成され、ゴルジ体で修飾されて、エンドサイトーシスによって分泌される」…と知識がつながるはずですが、どうだったでしょうか?

解答:リボソーム・粗面小胞体・ゴルジ体が発達する。

 

問3

これは少しハイレベルな知識が必要ですが、やってみましょう。

単細胞生物は「濃度差」が脅威である。これは前回説明しましたね。侵入してくる水で破裂してしまう。それを防ぐのが細胞壁でした。ところが単細胞生物なのに細胞壁を持っていないものがいます。その例は? そう、ゾウリムシですね。ではゾウリムシは破裂対策はどうしているのでしょう? そう、入ってきた水を収縮胞で汲み出しているのですね。 つまり、「単細胞生物は破裂対策を持っている」→「それは細胞壁か収縮胞だ」→「じゃあ、ミドリムシはどっちだ?」

・・・と、思考していくことになります。さあ、あと一歩ですね。ミドリムシに細胞壁はあるのか?ないのか? まあ暗記しておくしかないのですが、暗記の方法というものがあります。次の図を見てみましょう。

5界説の図ですね(←もちろんこの図も暗記しておくべき事項)。この図、いろいろと暗記に使えるのですよ。今回は細胞壁を持つものの暗記法。

暗記のしかたの1つに「少ないものを覚えておいて、あとはこれ」というのがあります。つまり、細胞壁を持っていない生物の方が少ないので、そちらを覚えてしまうのです。細胞壁を持っている生物はその残りの生物たちということになります。では、誰が持っていないのかというと、“動物”がつく生物たちです。つまり「動物界」と、原生生物界の「原生動物」のグループです。あとはみんな細胞壁を持っているので暗記する必要はありませんね。

 

 

すると「そうか、ミドリムシは藻類だから細胞壁があるんだな」と思ってしまいますが、ちょっと待った。物事には例外がつきものです。実はミドリムシ、藻類なのですが細胞壁を持っていません。ではなぜ持っていないのでしょうか? それはミドリムシはどうやらもともと原生動物だったらしいのです。だから細胞壁がない。それが単細胞藻類を取り込んで葉緑体にしてしまった。光合成をするようになってしまったので、定義上原生動物に入れられない。そこで藻類に編入となったわけです。これはツノモなどの渦鞭毛藻類も同じです。それが証拠にミドリムシや渦鞭毛藻類の中には光合成をするくせに他の生物を捕食するものもいます。しかも両者とも鞭毛をもっていて動き回るし(←光合成をする生物らしくないですね)。というわけで、次のようにひらめくことになります。

「単細胞生物は破裂対策を持っている」→「それは細胞壁か収縮胞だ」→「ミドリムシは細胞壁がない」→「ミドリムシは収縮胞を持っているはずだ!!」

 

問4

一般的な植物の葉緑体と渦鞭毛藻類の葉緑体の違い? いったい何を書けばいいのでしょう? まず一般的な植物の葉緑体の特徴は? まあこんな感じですよね。

重要な特徴は、外膜と内膜の「二重膜である」ことですね(←もちろん暗記しておくべき事項)。このように「この細胞小器官は粒子構造か、膜構造か? 膜構造なら一重膜構造か、二重膜構造か?」はよく問われます。で、葉緑体は二重膜構造なのですが、どうして二重膜なのでしょうか? そう、もとはシアノバクテリアだったから。それが別の細胞に取り込まて葉緑体となったからですね。取り込んだ方の細胞の細胞膜とシアノバクテリアだったときの細胞膜の、合わせて二枚の膜でできているわけです。これと問3の解説の内容を知っていたならばひらめくはずです。問3のどの部分か? それは渦鞭毛藻類が「それが単細胞藻類を取り込んでそれを葉緑体にしてしまった」の部分。さあ、これでひらめきましたか? 単細胞藻類を取り込んでそれが葉緑体となったとき、その葉緑体は何枚の膜でできていますか? 図を描いて考えてみると…

 

そう、四枚ですね。だから葉緑体は四重膜構造になるはずですね。ただし、どうしたわけか実際には三重膜構造~五重膜構造までいろいろあるのです。まあ、このへんは諸説あるのでここでは省略。なお、この問4はひらめきの練習なので、そこまで答えられなくてもOK。

解答例:一般的な植物の葉緑体は二重膜構造だが、渦鞭毛藻類の葉緑体は二重膜になっていない。

☆「大堀の参考書「大堀先生、高校生物をわかりやすく教えてください(上巻・下巻)」を持っている学生さん、読んでいて「何か知識がつながるなあ」って感じがしませんか? それは「ひらめき力」がついてきている証拠ですよ(^0^)/

☆代ゼミの大堀の講義では、このような「ひらめき力」の練習を知らず知らずにうちにさせられていきますよ。大堀の講義を受講する予定の学生さん、楽しみにしていてくださいね♪

生物の勉強法 第4話 「生物学的思考」を「生物学的反応」に昇華させる!

今回は、前回の「生物学的思考」をもっと説明しましょう。さらに、この「生物学的思考」を「生物学的反応」に昇華させよう!という話です。

ではさっそく次の例題を解いてみましょう。

では問1から。

みなさんは問題文を読んでどう反応したでしょうか? 前回の解説からなんとなくはわかっていますよね。「リピッドキャリアーなんて知らない、だからこの問題は解けない」じゃあないですよね。学生が「リピッドキャリアーなんて知らない」のは出題者だってわかっています。そうではなく、「生物学的思考」ができるかどうかを試しているのです。

では、この問1で必要な「暗記事項」、「生物学的思考」を説明していきますね。

みなさんは細胞膜の構造は知っていますよね? 知らなかったら、これは前々回で出てきた「①必要なことがまだ暗記し切れていない」の部分に相当します。急いで暗記しましょう。

さて、図を見てわかる通り、細胞膜の主成分はリン脂質です。図にはありませんがタンパク質(イオンチャネル・キャリアー・ポンプ・受容体など)も成分として含まれているのは知っていますよね? で、タンパク質を除くリン脂質だけの部分を「リン脂質二重層」と表現します(ここから先、「細胞膜」としたときは、「リン脂質二重層」の部分のことです)。

さてこのリン脂質、親水性の部分と疎水性の部分があるわけです。

はい、まずここ!! ここから「細胞膜を通過するのって大変だなあ」と思わなくてはならないのです。だって親水性の物質なら疎水性の部分を通過しにくいだろうし、疎水性の物質なら親水性の部分を通過しにくいでしょう。親水性の物質であっても疎水性の物質であっても細胞膜は通過しにくいのです。ただし、ここでちょっと注意。「脂肪やステロイド(どちらも疎水性の物質)は細胞膜を透過する」のです(これは暗記事項なので覚えておきましょう)。どういうわけか、疎水性の物質は親水性の部分を通過してしまうのですね。暗記しておいてください。そしてもう1つ、「親水性の物質は通過できない」も暗記事項です。例えばグルコースやアミノ酸、そして水分子などは細胞膜を透過できません。だからこそ細胞膜にはグルコース・アミノ酸を輸送するためのタンパク質(キャリアー)や水分子を通すためのアクアポリンがあるわけです。まとめると…

次に「細菌の細胞壁の成分はペプチドグリカンである」というのは知っていますよね。これも暗記事項。なのですが、ではペプチドグリカンはどんな物質でしょうか? 「そんなの習ったことないから知らない」と思いましたか? でもこれからは「自分の持っている知識をフルに使って考えるクセ」をつけましょう。つまり、「ペプチドはペプチド結合のことかな? ということはアミノ酸が含まれているのかな? そしてグリカはグリコ(=甘い)が活用したもので糖のことかな?(←知らなかったら知っておきましょう)。ということは、ペプチドグリカンはいくつかのアミノ酸といくつかの糖からできているのかな」という具合です。こういうクセをつけましょう。すぐにあきらめないで、自分が持っている知識をフル活用して考えるクセをつけましょう(←ということは生物では知識がとっても大切なのがわかりますね。ガンガン暗記してください)。さて、アミノ酸と糖ですから、親水性のものが多いですね(←実際にペプチドグリカンを作っているアミノ酸と糖は親水性です)。ということは、細胞壁の材料は基本的には細胞膜を透過しないのです。

さて、ここまでくればだいぶ見えてきましたね。ここで必要な「生物学的思考」は次のようになります。

細胞壁の成分はペプチドグリカンだ→水溶性なので細胞壁は透過できないはずだ→それが通るというのだから「リピッドキャリアー」はそれを可能にする物質らしい。

ただし気を付けたいのは、透過させるのではないのかもしれません。リピッドキャリアーは、エンドサイトーシスによって細胞外へ分泌することを可能にする物質なのかもしれません。そこでその辺はぼかして「透過」ではなく「通過」くらいにして解答する方が無難でしょう。

解答例:親水性・疎水性両方の性質を示す細胞膜の通過を可能にする。

次に問2。

「『抗生物質によって細菌がどんなふうに死滅するか』なんて習っていない」というのは通用しないのはもうわかりますよね? ではここで必要な「暗記事項」「生物学的思考」は何でしょう?

細菌って、どこでどうやって暮らしているのでしょう? 例えば土壌細菌。亜硝酸菌や硝酸菌って知っていますよね。彼らは土壌中にいるものが多いのですが、土壌中のどんなところにいるのでしょう? 土の粒子の上に乗っているのでしょうか? 答えは水の中。土壌は水分を含んでいますよね。ミクロのレベルで見ると、土の粒子と粒子の間は水で満たされているのです。その水の中を浮遊している(鞭毛をもっている種は泳いでいる)のです。

次は細胞壁の話。植物が細胞壁を持っているのは知っていますよね。ではなぜ持っているのでしょうか? 理由はいろいろありますが「植物体を丈夫にするため」というのが一番でしょうね。植物は陸上の生物です。重力がかかりますから、それによってつぶれないように全体を頑丈にする必要があります。もっとも細胞壁だけでは重力に逆らえないので「木化」という現象も見られます(「木化」の説明は別の機会で)。

では細菌にはどうして細胞壁があるのでしょうか? これを講義中に質問すると「形を保つため」とか「丈夫にするため」とかいろいろ答えてくれるのですが、そんな解答をするようでは「生物学的思考」が不足しています。単細胞生物は常に「細胞内外の濃度差」という脅威にさらされているのです。これがここで必要な「生物学的思考」です。もうわかりますね。細胞内外で濃度差(ただしくは浸透圧差)があると水が移動するんですよね。細胞内の方が細胞外より濃度が高いと、細胞内に水が入ってきてしまう。最後には破裂してその細胞は死にます。

というわけで、細菌(←単細胞生物ですよ)が細胞壁を持っているのは「破裂防止」のためです。

ここで改めて問2の問題文を読んでみましょう。「細胞壁は内側から常につくられ続けていて、外側から崩壊し続けている。それによって常に20層くらいになっている」。ここでペニシリンは細胞壁の合成を阻害するわけですから、「細胞壁は外側から崩壊するだけ」になってしまいますね。やがて薄くなってついにはなくなる。すると、濃度差で水が入ってきて破裂して死滅するのです。

ちなみに、細菌内部の濃度はどんなものなのでしょうか? 大腸菌は20~30分に1回分裂します。ということは「その内部ではものすごい勢いで化学反応が起こっているのでは?」と想像できませんか? 従って、その内部には様々な物質が高濃度で詰まっていると考えられます。

解答例:細胞壁が合成されなくなるため、外側から崩壊するだけになる。このため、やがて細胞壁に穴が開き、濃度差で侵入した水によって破裂する。

さて、ここまでの説明で「生物学的思考」って何なのかわかってもらえたと思います。が、入試本番では、問題を読んだ瞬間にこの「思考」ができないといけないわけです。つまり、「思考」ではなく「反応」しなくてはならないのです。

「生物学的思考」を「生物学的反応」にする、これには「生物学的思考」を意識しつつ問題を解く練習を積んでいかなければなりません。

 

☆「生物学的思考」は、大堀の参考書「大堀先生、高校生物をわかりやすく教えてください(上巻・下巻)」に惜しげもなくふんだんに書いてあります。持っている学生さんは、もう一度じっくり読みなおして、どの部分かを探してみましょう。

☆代ゼミの大堀の講義では、このような「生物学的思考」を君たちの脳にどんどんインストールしていきます。やがて「思考」ではなく瞬間的に「反応」できるようになってきます。「生物学的思考」→「生物学的反応」。ここまで持ってこれれば、生物の偏差値は簡単に70を超えます。大堀の講義を受講する予定の学生さん、楽しみにしていてくださいね

生物の勉強法 第3話「この問題、何を聞いているのかがわからない」の原因は?

今回のテーマは、次の4つの項目のうちの2です。

2.「解説を読むとわかるけれど、どうしてそれに気がついたの?」

この項目、ちょっとわかりにくいですかね。次のように言い換えるとわかるでしょうか?

「この問題、何を聞いているのかなあ? 何を答えたらいいの?」となるでしょうか。

こうなってしまう原因は次の2つです。

①必要事項が暗記しきれていない。

②生物学的思考力が不足している。

①なのですが、これは前回説明しましたね。もっと暗記すればいいわけです。

問題は②ですね。「生物学的思考」って何でしょう?

では次の例題を解いてみましょう。

さて、どうでしょう?「『この構造の現れ方』って何?  何を聞いているの?」

「ちょっと何言ってんのかわんない」と思ったでしょうか。

それは生物学的思考が不足しているからです。

ここでちょっと次の図を見てください。

昆虫とヒトには共通の祖先(X)がいました。しかし大昔に分岐して、今は昆虫とヒト

という全く違う種になっているわけですね。ところで、どちらの種も共通して

センサー細胞を持っています。さて、みなさんはこの図を見てどのように感じた

でしょうか? 「センサー細胞って何? そんなの習ってないから知らない」

と感じたでしょうか?でも、そこじゃあないんですよ。

皆さんがセンサー細胞を知らないのは分ってます(「センサー細胞」というのは

消化管内壁にあって毒物などをキャッチする細胞です。知らなくてかまいませんよ)。

こんなとき、出題者はそこを聞いているのではないのです。では何を聞いているのか?

それは「共通祖先(X)がセンサー細胞を持っていたから、現在でも昆虫とヒトが

センサー細胞を持っているのか」、それとも「Xはセンサー細胞を持っていなかった

けれど、それぞれ違う進化の過程をたどる間に偶然同じ細胞を持つに至ったのか」

…と考えることができるかを試しているのです。

つまり、「子孫(Y・Z)が同じ構造アを持っている」とき…

 

・・・それは「共通祖先(X)が構造アを持っていたからその子孫たち(Y・Z)も

構造アを持っている」のか、それとも「共通祖先はその構造を持っていなかった

けれど、それぞれの進化の過程で偶然同じ構造を持つに至った」のか…と瞬時に

反応せよ、ということなのです。

これが生物学的思考の1つなのです(生物学的反応と言ってもいいですね)。

前者の例には、「鳥類と哺乳類はどちらも脊椎を持っている」というのが

ありますね。それは「鳥類と哺乳類の共通祖先の魚類の段階で脊椎を持っていたから」

なわけです。後者の例には「イカ・タコも脊椎動物もカメラ眼を持っている」という

のがあります。それは「イカ・タコと脊椎動物が進化の過程でたまたまカメラ眼を

獲得した」わけですね。

では、改めてさっきの問題を見てみましょう。

もう何を聞いているのかわかりますよね。

図1・2それぞれは「環形動物と節足動物はどちらも体節構造を

持っている」が、それは「共通祖先が体節構造を持っていたから」なのか、

それとも「それぞれの進化の過程でたまたま体節構造を持つに至った」のか。

それぞれどちらでしょうかと聞いているのです。

図1の場合、環形動物と節足動物の共通祖先であるCの段階で体節構造ができた

と考えるのが自然ですね。

Aの段階で体節構造ができたのであれば扁形動物も軟体動物も体節構造を持って

いるはずです。Bの段階で体節構造ができたのであれば、軟体動物も体節構造を

持っているはずです。

図2の場合、体節構造を持つ環形動物と節足動物の共通祖先はDです。この段階で

体節構造を持ったとすれば、扁形動物も軟体動物も体節構造を持つはずです。

EやFの段階で体節構造ができたのだとすると、節足動物は体節構造を持たない

はずです。従って図2の場合は、環形動物はFの段階で軟体動物と分岐した後に

体節構造を獲得し、節足動物はDの段階で扁形・軟体・環形動物と分岐した後に

体節構造を獲得したと考えるのが自然です。

つまり、「環形動物・節足動物それぞれの進化の過程でたまたま体節構造を持つに

至った」と考えるのが自然です。

解答例:

図1の場合、環形動物と節足動物の共通祖先の段階で体節構造が現われたと

考えられる。図2の場合、環形動物の体節構造は軟体動物と分岐した後に、

節足動物の体節構造は、扁形・軟体・環形動物と分岐した後に現われたと

考えられる。

 

さて、この「生物学的思考」、とても大切なので次回も例を交えて説明しようと

思います。

☆「生物学的思考」は、大堀の参考書「大堀先生、高校生物をわかりやすく

教えてください(上巻・下巻)」に惜しげもなくふんだんに書いてあります。

持っている学生さんは、もう一度じっくり読みなおして、どの部分かを

探してみましょう。

☆代ゼミの大堀の講義では、このような「生物学的思考」を君たちの脳に

どんどんインストールしていきます。大堀の講義を受講する予定の学生さん、

楽しみにしていてくださいね。

生物の勉強法 第2話 「解説を読んでも何を言っているのかわからない」の原因は?

さて前回は「ダメな勉強法のパターン」を示しました。その中で、

次の4つの項目・・・

・・・をあげました。生物の成績を上げる(偏差値を60台の後半にのせる)には

これら4つを解決する必要があります。

今回は1.「解説を読んでも何を言っているのかわからない」の原因はずばり、

次の2つです。

原因①必要なことがまだ暗記し切れていません。

原因②生命現象が正しく理解できていません。

例えば、問題集の重複受精の解説に

「重複受精の利点は『胚乳に集められたエネルギーを胚発生に有効に利用できること』

である」。と書いてありました。これ、何を言っているのかわかりますか?

「胚発生に有効に利用できる」って何ですか? 何がどう有効なんですか?

では「①必要なことがまだ暗記し切れていません」から説明していきましょうか。

・種子の中には胚と胚乳が詰まっている。

・胚は植物体の赤ん坊である。

・その赤ん坊である胚が育って光合成を始めるまでに必要なエネルギー源が胚乳である。

つまり胚乳は、植物体の親が子どもである胚に持たせたお弁当のようなものである。

・胚乳はもともとは中央細胞という細胞である。

これらのことは暗記されていましたか? だいたい偏差値が50後半以上の人なら

知っていましたよね。

次に②「生命現象が正しく理解できていません」を説明しましょう。

①よりこちらの方が重要となります。

・裸子植物では、卵細胞が受精しなくても中央細胞が栄養分を貯め込んで胚乳になって

しまいます。つまり子どもができなくても子どものためのお弁当を作ってしまうのです。

これは勿体ないですね(=エネルギーが効率よく利用されていない)。

そこで進化した被子植物では「卵細胞だけでなく中央細胞も受精する」ようにした

のです。すなわち、中央細胞は受精したときだけ栄養分を貯め込んで胚乳になるのです。

ちょっと中央細胞になった気持ちで考えてみましょう。卵細胞が受精したときだけ

(=子どもができたときだけ)胚乳になりたいわけです。でも、卵細胞が受精したかどうか

なんてわかるわけがありません。眼で見て確かめることもできないし、卵細胞が「私は

受精しましたよ」なんて教えてくれるわけでもありません。では、どうすれば卵細胞が

受精したことを知ることができるのでしょうか。それは自分も受精すればいいのです。

受精するには花粉からの精細胞が必要です。ということは、「中央細胞が受精した」と

いうことは「花粉から精細胞が送り込まれてきた」ということになります。とうぜんの

ことながら、卵細胞も受精したはずです。このように「中央細胞が受精した」という

ことは卵細胞が受精した(=子どもができた)という合図になるのです。だから中央細胞は

受精したときだけ栄養分を貯め込んで胚乳になる。このようにして子どもができたとき

だけ栄養分を貯め込んで胚乳になるのです。

さあ、ではもう一度さっきの文を読んでみましょう。

「重複受精の利点は『胚乳に集められたエネルギーを胚発生に有効に利用できること』

である」。

意味、わかりますよね。「有効に利用できる」というのは、「裸子植物に比べて」

ということだったのです。

「生命現象正しく理解する」ってどういうことかわかってもらえたでしょうか。

このような「正しく理解する」を積み重ねていくと、問題集の解説の意味がよくわかる

ようになってきます。問題を解けなくても、解説の意味が分かれば力がついてきます。

次回は2「解説は分るが、どうしてそのことに気がついたのか?」の原因をさぐって

みますね。

☆前記の重複受精の説明は、大堀の参考書「大堀先生 高校生物をわかりやすく教えて

ください(上巻)」の526ページにもっと詳しく載っていますので、持っている学生さん

は確認しておきましょう。

☆代ゼミの大堀の講義は、このような「正しく理解する」内容がてんこ盛りです。

大堀の講義を受講する予定の学生さん、楽しみにしていてくださいね。

 

 

生物の勉強法 第1話 「生物の勉強法、ダメダメパターン」

皆さんは生物をどのように勉強していますか? よくありがちな

パターンは・・・

もう少し細かく書いてみましょうか。

まず、とにかく教科書の内容を、特に太字の部分をひたすら暗記する。

さらに「教科書整理ノート」形式または「一問一答」形式の本を使って、

その( )になっている部分や用語をひたすら覚える。ある程度覚えられたな

と思ったら問題集を解く。すると、最初の「基礎問題」は解ける。

なにしろ暗記した語句がそのまま問われているだけですから。

次に応用問題・入試問題を解いてみる。ところが、難易度が上がるにつれて

解けない問題がどんどん出てくる。しかたがないので解答・解説を見る。

ところが…

1.「解説を読んでも何を言っているのかわからない」

2.「解説を読むとわかるけれど、どうしてそれに気がついたの?」

3.「これって、その場でひらめくこと? それとも暗記しておかなくては

ならないの? 自分の暗記が足りなかったのかな?」

4.「論述問題って解答を読むとわかるけれど、いざ自分で書こうとすると

やっぱり書けないなあ」

…などなどが噴出する。ところがそれらを質問する相手はいないし、

どんな参考書にも書いてない。

しかたないので、「じゃあとりあえず無理やり暗記しておくか」

・・・というパターンなのではないでしょうか?

だけどこの勉強法、まずいです。だから偏差値が50台の後半で止まって

しまっているのです。もちろんそれで合格してしまう大学もあります。

つまり、語句さえ暗記しておけばOKの大学。でも、おそらく皆さんは

もっとハイレベルな大学を目指しているのですよね?

だったら上の1~4を解決しなくてはなりません。

では、どうしましょうか?

次回からは1~4の原因を探っていきますね。

2022年度 代ゼミ冬期講習会 「大堀の”思考力”養成講座<共通テスト・2次・私大対策>」はどんな講座か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は冬期講習会「大堀の”思考力”養成講座<共通テスト・2次・私大対策>」の詳しいご案内です。

各章ではどんなことをやるのでしょうか?

 

第1章 細胞・代謝

●顕微鏡・ミクロメーター

顕微鏡やミクロメーターのしくみをちゃ~んとわかっていないと解けない実験考察問題・新課程で加わった細胞骨格や細胞接着分子の知識問題と実験考察問題・細胞膜のタンパク質に関する実験考察問題・・・などなど、大堀が編集・作成した共通テスト予想問題が多数。

●見慣れない「式」「グラフ」が与えられたときの対策

みなさんは見たことがない式やグラフが出るとビビりますよね。で、逃げようとする。これまでの勉強ならそれで済みましたが、本番ではそうはいきません。そうした「式」「グラフ」が出題されたとき、どうしたらいいでしょうか。講義で説明しますよ。

第2章 生殖・発生

●遺伝

遺伝の分野からの基本問題。ちなみに「基本=簡単」ではなく「基本=本質」ですよ。この問題が解けなかった人(←おそらく多くの学生さんが解けないと思うけど)、遺伝の正しい理解ができていなかったことになります。でもそれが本番前にわかってよかったですね。この問題の解説を通して遺伝現象を正しく理解しなおそう!!

●生命現象には「“促進”で始まるタイプ」と「“抑制”が解除されて始まるタイプ」があるのですが、これは発生の過程でも見られます。さあ、この発生現象はどちらのパターンなのかを実験結果から見抜きましょう。

●「誘導って原口背唇部のことでしょ?」くらいしか知らないと面食らう実験考察問題も載せました。

 

第3章 生物の環境応答

動物の行動に関するいろいろな実験考察問題

「昆虫の帰巣のしくみ」、「マウスの記憶のしくみ」についての実験考察問題。そして新課程の教科書に載っている「鳥の渡りの太陽コンパス」って何? どんな問題が出るのでしょう? 大堀が編集・作成した予想問題で対策しよう!!

●動物の光周性・動物の体色変化のしくみなど

知識を全く用いない純粋な考察問題や、持っている知識を駆使して考える実験考察問題。

これらもやはり大堀が的中を狙って作成した予想問題!!

●植物の光周性に関する知識・実験考察問題

1年間を通じた日長のグラフから、各植物が花を咲かせるのはいつなのか?を考える実験考察問題。

 

第4章 遺伝子

●DNAに関する各種計算問題多数掲載

共通テストに出そうなDNAに関する計算問題を大堀が各種取り揃えました。これらを解いてものにしておけば、どんな計算問題が出ても怖いものなし!!

●制限酵素に関する考える問題

「この制限酵素で切ったら電気泳動でこういうバンドが出た」みたいな問題が出題されますが、ここでは逆に「こういうバンドが出たら、この制限酵素はどこを切るんだ?」という問題を考えよう。

 

●対面講義の日程

新潟校 :2022年 12月19日()~12月20日() 

     5・6コマ目(17時30分~21時00分)

本部校 :2022年 12月22日(木)~12月23日(金)

     5・6コマ目(17時30分~21時00分)

古屋校:2022年 12月26日(月)~12月27日(火)

     3・4コマ目(13時30分~17時00分)

 

☆フレックスサテラインによって好きな日にち・時間に受講が可能です。

また全国の提携サテライン予備校でも受講可能です。

★受講法・申し込みなどの詳しい内容は代ゼミのHPでご確認ください。

http://www.yozemi.ac.jp/course/koshukai/

2022年度 代ゼミ冬期講習会 「大堀の”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>」はどんな講座か?

今回は、大堀の”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>の御案内です。「総復習」といっても、「転写・翻訳ってなんだっけ?」なんてやりませんよ。そんなことはもうわかっているものとして、もっとハイレベルな内容の復習や、知識と知識をつないで新しい知識を作り出す力(=ひらめき力)を養成する講座です。

では、ちょっと次の例題を解いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例題 次の文章を読んで、下の各問に答えよ。

  細菌(=バクテリア)は細胞壁を持つ。細胞壁の材料となる成分を細胞内で合成し、これを細胞外へ分泌し、分泌された成分をPBPなどの酵素によって結合させ層状の細胞壁を作り出している。層状の細胞壁は常に作られ続けているが、外側から常に崩壊している。このため細菌は常に20層程度の細胞壁でおおわれているのである。

 

 問1 下線部①について、細胞壁の成分は細胞内でリピッドキャリアーと呼ばれる物質と結合する。このリピッドキャリアーの役割を述べよ。

 問2 下線部②について、ペニシリンと呼ばれる抗生物質(殺菌物質)はPBPの阻害剤としてはたらく。ではペニシリンによってどうして細菌が死滅するのか述べよ

 

問1の解説

●生物ができない人の思考:「リピッドキャリアーなんて習ってないからわからない」。

●生物ができる人の思考:細胞膜はリン脂質二重層からなり、親水性の物質は簡単には通過できないはずだ。ところで、細菌の細胞壁はペプチドグリカンだ。ペプチドグリカンは、いくつかのアミノ酸といくつかの糖からなる物質だ。これらのアミノ酸や糖が親水性であれば、細胞膜のリン脂質二重層を簡単には通れないはず。ということは、リピッドキャリアーは、この「リン脂質二重層の通過」を可能にするためのものではないか?

 

☆大堀のひらめき力養成講座<+1・2学期総復習>は「生物ができる人」の思考ができるようにするための講座です。

 

問2の解説

●生物ができない人の思考:「抗生物質がどんなふうに細菌に作用するかなんて習ってないからできない」。

●生物ができる人の思考:単細胞生物が持つ細胞壁は、浸透圧差で水が侵入しても破裂しないようにするためのものだ。問題文中に、抗生物質は細胞壁の合成を阻害する…と書いてある。ということは、細胞壁がやがて消失し、侵入してきた水で細菌が破裂するのでは?

 

☆大堀の”ひらめき力”養成講座<+1・2学期総復習>は、「生物ができる人」の思考ができるようにするための講座です。

 

☆対面授業の日程

新潟校 :2022年 12月19日()~12月20日() 

     3・4コマ目(13時30分~17時00分)

本部校 :2022年 12月22日(木)~12月23日(金)

     3・4コマ目(13時30分~17時00分)

名古屋校:2022年 12月28日(水)~12月29日(木)

     3・4コマ目(13時30分~17時00分)

☆フレックスサテラインによって好きな日にち・時間に受講が可能です。

また全国の提携サテライン予備校でも受講可能です。

 

★大堀の講座は代ゼミ生はもちろん他の塾・予備校に通う現役生・浪人生も大歓迎。

ふるって受講してねヽ(^o^)丿

★日次・申込方法などは代ゼミのHPをご覧ください

http://www.yozemi.ac.jp/course/koshukai/

2022年度 代ゼミ冬期講習会 「ハイレベル生物」はどんな講座か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は冬期講習会「ハイレベル生物」はどんな講座かを説明していきますね。

第1章 体内環境の維持

1問目:定番の酸素解離曲線曲線の計算問題と、そして胎児と母体の免疫に関する論述問題。

母体はどのようにして胎児を護っているのでしょうか? 問題文から考察しよう。

2問目:MHCと骨髄移植に関する実験考察問題。T細胞は、どのような細胞を破壊するのか?

実験結果から考察しよう。このとき「非自己細胞だったら攻撃する」という思い込みを捨て

なければ解けないぞ。

3問目:体液中のCaイオン・腎臓の知識・実験考察問題。ホルモンをちゃんと勉強していないと

解答不可。また、ホルモン受容体とホルモンの成分もちゃんと勉強していない解答不可。

それから「糖尿病のしくみ」をちゃんと理解しているか?が問われます。

4問目:チロキシンと体温維持の知識・実験考察問題。ホルモンがちゃんと頭に入っているか、

この問題で確かめよう。

 

第2章 生物の環境応答

1問目:最近各大学で頻出の神経の電位のグラフの発展問題。正しく理解していないと解答

できないぞ。

2問目:筋肉に関する知識・実験考察問題もやりましょう。

3問目:植物ホルモンに関する遺伝の問題。遺伝が苦手だとできないぞ。

4問目:光受容体に関する実験考察問題。それぞれの変異体は、どの光受容体が欠損している

のか。実験結果から考えよう。

 

第3章 生態と環境

1問目:個体群・バイオームに関する知識・論述・考察問題。

2問目:シカによる生態系破壊を考える問題。シカが増えすぎないようにするには、どのような

シカを何頭駆除すればいいだろうか?実験結果から考察しよう。

また、生態系に関する知識・論述問題も出題。

3問目:個体群・成長曲線に関する論述・実験考察問題。

個体群内の個体の分布には、ランダム分布・一様分布・集中分布があるけれど、そのような

分布は、多細胞生物の細胞間でも見られる。では、どのような場合に、どのような分布になる

のだろうか?

4問目:総生産量・純生産量・呼吸量の論述問題・計算問題。

 

第4章 進化と系統

1問目:系統樹・ハーディーワインベルグの法則の計算問題。

2問目:原始地球の化学進化。オゾン層が生物のその後の進化に与えた影響を論述する問題。

「オゾン層が紫外線を防ぐので生物の上陸が可能になった」だけじゃなく、「上陸した後、

どのように進化したのか?」も論述するんだぞ。

3・4問目:系統樹の考察問題・5界説・二名法の知識・論述問題。

この辺が苦手な学生は、克服の最後のチャンス!!

 

代ゼミ2学期では紹介しなかったよく聞かれるところも交えて説明していきますからね。

上にあげた範囲が得意な学生はさらに得意にしましょう。

この分野を習っていない現役生は、浪人生に追いつく最後のチャンスですよ。

★講座の内容は、若干変更になる場合があります。

★ちょっと注意:この講座は”ハイレベル”ですからね。偏差値で言うと50代の

後半以上向けの講座です。ですから「あんまり生物ができませ~ん(偏差値が50に満たない」

という学生にはキツイですよ。

 

★フレックスサテラインによって、共通テスト終了後でも受講可能。自分の好きな日にち

・時間に受講することができます。また全国の提携サテライン予備校でも受講可能です。

☆夏期講習会のハイレベル生物(←こちらもフレックスサテラインによっていつでも

受講可能)と合わせれば「生物」のほぼ全範囲をカバーできます。

★大堀の講座は代ゼミ生だけでなく、他の塾・予備校に通っている現役生・浪人生

でも大歓迎ですからね。皆さんふるって受講してね♪

★ 受講の受付など詳しい情報は下の代ゼミのホームページをご覧ください。

http://www.yozemi.ac.jp/course/koshukai/

2022年度 代ゼミ冬期講習会 「共通テスト生物」はどんな講座か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生物の教科書の後半部分の範囲で問題を揃えました(一部遺伝子・発生)。

生物に必要な知識の総整理、定番の・考察・計算問題の確認ができます。

 

★掲載問題(一部変更となる場合があります) 

第1章 生物の環境応答

1-1:ヒトの感覚受容器に関する知識問題

1-2:神経の伝導速度などの計算・知識問題

1-3:行動に関する考察問題

1-4:植物ホルモンに関する知識・考察問題

1-5:植物の花芽形成と成長に関する知識・考察問題

第2章 生態と環境 

2-1:個体群に関する知識・考察問題

2-2:標識再捕法・種内関係に関する知識・計算・考察問題

2-3:種間関係に関する考察問題

2-4:森林の物質生産に関する知識・計算・考察問題

2-5:個体群の大きさと遺伝的多様性に関する知識・計算・考察問題

第3章 生物の進化と系統

3-1:生物の変遷に関する知識・考察問題

3-2:種分化に関する知識・考察問題

3-3:遺伝子頻度に関する計算・知識問題

3-4:生物の分類に関する知識問題

3-5:生物の分類と進化に関する知識・考察問題

第4章 総合問題

第1問:遺伝子・発生・進化に関する知識・実験考察問題

第2問:神経・筋肉。植物の反応に関する知識・実験考察問題

第3問:個体群・遺伝子頻度に関する計算・考察問題

 

★レベル・内容・範囲・形式

○レベル:共通テスト・私大対策講座です。復習・確認のレベルになります。

○内容:センター試験の過去問・私立大学の過去問・作製した予想問題からなる

演習の講座です。

○範囲:主に生物の教科書の後半+遺伝子+発生

○形式:演習講座です。あらかじめ予習で問題を解いてきてください。講義では大堀が

「覚えるべきところ」「実験考察のアプローチ」「計算方法」などを解説していきます。

○こんな人にお勧め:生物の教科書の後半を一通りさらっておきたい学生。

知識のとりこぼしを減らしたい学生。共通テスト・私大の試験に出そうな計算・実験考察の練習を

しておきたい学生。

 

★対面授業の日程

名古屋校:2022年 12月28日(水)~12月29日(木) 

           5・6コマ目(17時30分~21時00分)

 

☆フレックスサテラインによって好きな日にち・時間に受講が可能です。

また全国の提携サテライン予備校でも受講可能です。

フレックスサテラインによって好きな日にち・時間に受講が可能です。

また全国の提携サテライン予備校でも受講可能です。

☆申し込み手続きなどの詳しい説明は代ゼミのHPをご覧ください。

http://www.yozemi.ac.jp/course/koshukai/

ハイレベル生物①② 復習シート 2022年度 2学期 12回目

こんにちは。ついに復習シートも最終回です。はやいですね。

ただし、この復習シート、1回だけではなく何回も繰り返してくださいね。

かなりの力がつきますよ。

では12回目の復習、頑張っていきましょう、

復習シート ハイレベル生物① 2学期 12回目 2022年度 PDF

復習シート ハイレベル生物② 2学期 12回目 2022年度 PDF