「大堀求の生物 重要・難解分野総整理」を受講した学生さんへ(その2)
第2問で、「6’・7’はハイブリットを形成しない」と黒板に書いてしまったと思うんだけど、6’・7’はハイブリッドを形成するね。つまり遺伝子Bは、細胞XだけでなくYZWでも発現しているということになります。
ごめんなさい。
第2問で、「6’・7’はハイブリットを形成しない」と黒板に書いてしまったと思うんだけど、6’・7’はハイブリッドを形成するね。つまり遺伝子Bは、細胞XだけでなくYZWでも発現しているということになります。
ごめんなさい。
もしかすると、105ページの( )の解答がきちんと伝わっていないかもしれないので、
この場を借りて解答を書いておきます。
105ページの上の方の長い四角の中の( )です。
作戦2:( 産卵しに来た )メスと交尾すること=( 倒木周辺でメスを待つ )
・・・以上です。難しい講座だったと思いますが、毎年、このテキストと似たような内容の問題がいくつか出題されますよ(^_-)
生物Ⅱの復習が終わったら冬期講習会Ⅱ期の
「大堀求の生物(重要・難解分野総整理)」を
受講しようヽ(*´∀`)ノ
内容はハイレベル大学で狙われる内容をテーマごとに解説していく
講座です。1・2学期には説明していない高度な内容が盛りだくさん
です。
●RNA干渉
体内で生じた、または体外から侵入した異常遺伝子に対抗する手段を
われわれ生物は持っています。それがRNA干渉です。
ではこのRNA干渉とは一体どういうシステムでしょうか?
さらに人間はそれを応用していろいろな研究に生かしているのですが、
それはいったいどういう方法でしょうか?
●形質転換の利用
形質導入は「他の生物の遺伝子をまた別の遺伝子に送り込む」手段とし
て利用されていますが、では形質転換は利用できないのでしょうか?
いえいえ、人間はとにかくアイデアの生物、ちゃんと利用してますよ。
ではどんなことに利用しているのでしょうか?
●一塩基多型(SNP)
一塩基多型ってなんでしょう? それを人間は何に生かしているのでしょうか?
入試ではどんな問題が出るのでしょうか?
●遺伝子の変異
塩基置換によって遺伝子の途中に終止コドンができた。にも関わらず、
その変異遺伝子から合成されるタンパク質の分子量は、正常遺伝子から
合成されるものと違いがない。
ではいったい、どういう変異が起こったのでしょうか? ひらめき問題です。
●GFP
いま“はやり”のGFP。これはいったいなんだっけ?
だれが発見したんでしたっけ? どのように利用するのでしょう?
●テロメア
「DNAポリメラーゼは5’から3’方向にのみ複製を行う」
「プライマーRNAってなんだっけ?」
「リーディング鎖とラギング鎖と岡崎フラグメント」
「DNAは複製のたびに短くなっていく!?」「テロメア」
「がん細胞とテロメアの関係は?」「テロメアと老化の関係は?」
などなど・・・この辺はややこしいことがたくさんですね。
でも興味深いこともたくさん。もう一回整理整頓しておきましょう。
●ベクター
ベクターといえばウィルスとプラスミドですが、さらにアグロバクテリウムという
細菌もいます。これはどのような生物なのでしょうか?
アグロバクテリウムは植物に感染し、自身が持っているTiプラスミドに
存在する遺伝子を宿主の植物に送り込みます。
この遺伝子によって植物細胞が“腫瘍”を形成するのですが、ではいったい
このTiプラスミド上にある遺伝子ってどんな遺伝子なのでしょうか?
人間はどうやってベクターとして使うのでしょう?
●両逆数プロット
ある酵素の阻害剤が見つかったが、これは「競争阻害なのか?」それとも
「アロステリック効果なのか?」を一体どうやって調べるのでしょう?
これは大学に入ってからも一般教養で習う可能性が高い内容ですよ。
●遺伝子ターゲティング
「この遺伝子はどんな機能を持っているのか?」を調べるにはその遺伝子の
機能を止めてみると推定できますが、ではどうやって遺伝子の機能を止める
のでしょう?
だって多細胞動物の体細胞すべてが持っているその遺伝子の機能だけ止める
んです。どうやって? それが遺伝子ターゲティングです。
●MRSA・VRE
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、略してMRSA。バンコマイシン耐性腸球菌、
略してVRE。ペニシリンGからはじまった抗生物質は細菌に対してどのように
作用するのでしょうか?
さらに薬剤耐性菌はどのような耐性を持っているのでしょうか?
●性転換
生物にはその一生の間に性が変化するものがいます。でもこの場合、
オス→メスの場合と、メス→オスの場合があります。
ではどういう場合にオス→メスに性転換し、
どういう場合にメス→オスに正転換するのでしょうか?
聞いて納得、「うう~ん、生物め、やるなあ」と思うことうけあい♪
●オスとメスのバトル
ミヤマカワトンボのメスは複数のオスと交尾する。これはただの“淫乱”なの?
ミヤマカワトンボのオスは縄張りを持つものと持たないものがいる。
子孫を残すために互いが戦略を張り巡らせる。では一体どういう戦略なのか?
●その他
「口蹄疫」・「プリオン」・「HIVのgP-120とヘルパーT細胞のCd-4」
「ヒトパピローマウィルスと発がんの仕組み」・「モノクローナル抗体」・
「オペロン説」など出題可能性が高く、かつ興味深いテーマがてんこ盛り。
★この講座「大堀求の生物(難解・最新分野)」では、これらのテーマについて
「どんなことか」を正しく理解してから「入試ではどういう考察・ひらめき問題が
出るのか?」を説明し、さらに「人間はこれらをどのように応用して利用している
のか?」などをわかりやすく解説していきます。お楽しみに♪
★日程・時間割(①~④で完結)
大宮校:1月25日(日)~26日(月)
25日・・・①17時30分~19時00分 ②19時30分~21時00分
26日・・・③17時30分~19時00分 ④19時30分~21時00分
横浜校:1月27日(火)~28日(水)
27日・・・①9時00分~10時30分 ②11時00分~12時30分
28日・・・③9時00分~10時30分 ④11時00分~12時30分
本部校:1月27日(火)~28日(水)
27日・・・①17時30分~19時00分 ②19時30分~21時00分
28日・・・③17時30分~19時00分 ④19時30分~21時00分
名古屋校:1月29日(木)~30日(金)
29日・・・①13時30分~15時00分 ②15時30分~17時00分
30日 ・・・③13時30分~15時00分 ④15時30分~17時00分
★ この講座はハイレベルな内容を扱います。自分が受験する大学のレベル、
自分の現時点での実力を確認して受講するかどうか判断しましょう。
大学のレベル:国公立中堅以上の大学
欲しい偏差値:60以上(と、言いたいところだけれど・・・でも50台の後半以上は必要)
★詳しくは代ゼミのHPをご覧ください。
http://www.yozemi.ac.jp/index.html
★本部校にておこなわれる講義は収録・録画され、フレックスサテラインによって各地の
代ゼミ校舎・提携予備校などで好きな日程・好きな時間で受講することが可能です。
本科生の諸君。明日から3学期だね。テキストはもうもらったな?
講義では、3学期のテキストの問題に少しだけ沿いつつ(ときには無視
しつつ(^_^;))、特に生物Ⅱの復習をするから、「おお、復習なら是非
受講したい!!」「大堀の講義で復習したいっ\(≧∇≦)/」っていう学生
さんは参加しよう。
なお大堀は本部校・大宮校・名古屋校・横浜校で講義するけれど、
基本的に「直前完成生物①②」はどこの校舎でも同じ内容で展開するので、
自分が出やすい校舎・時間で受講してね。
なお、採点・他の科目の予習・復習などもあって3学期のテキストの予習に
時間がとれないね。なので予習してこなくてもいいように講義するから、
その辺は心配しなくてOK♪
復習しよう!!(講義では時間の許す限り次の内容を復習していく)
遺伝子に関する内容
●遺伝子の正体の解明
グリフィス・アベリー・ハーシーとチェイス・ワトソンとクリック
●DNAの複製とその証明(メセルソンとスタールってだれだっけ?)
●3Hチミジンって何だったっけ?
●遺伝子は何を設計しているのか?
ビードルとテータム
●転写と翻訳・タンパク質の構造
●突然変異(塩基置換・挿入・欠失の結果どうなる?)
●オペロン説
などなど
代謝に関する内容
●ATPとは?
●呼吸・光合成
●C4植物・CAM植物って何だったっけ?
●化学合成・窒素同化・窒素固定
などなど
生態に関する内容
●個体群
成長曲線・標識再補法・相変異・密度効果・生存曲線・相互作用
●植物群落
植生の決定要因・遷移・覚えるべき樹木・日本の水平垂直分布
●生態系
総生産量=純生産量+呼吸量
などなど
進化・系統分類
●化学進化
原始地球の大気の成分・ミラー・原核から真核へ
●進化説
自然選択説・突然変異説・隔離説・中立説
●系統分類
分類の段階・リンネの2名法と学名・5界説・動物の系統分類・植物の系統分類
などなど