合格体験記「偏差値45からの医学部合格 先輩はどうやって勉強したか?」(名古屋市立大学医学部合格 Mさん)
1.代ゼミ入学期編
① 代ゼミに来る前は、生物はどんな科目だと思って、どんなふうに勉強していましたか?
また生物は得意だったか苦手だったかを書いてください。それから「物理選択で全然勉
強していなかった」なんて場合もあるでしょう。それならばそれを書いてください。
生物は理解すべき科目というよりは暗記するべき科目だと思っていました。そして僕自身
暗記が苦手だったので苦手意識を持っていました。
② まわりの友人たちなどはどんなふうに勉強していましたか?
僕の高校はほとんどが指定校推薦やAO推薦で進学したため、高校を卒業するために勉
強していたといった感じでした。
上記から察しがつく通り、高校全体としても一般入試での進学は考えられていませんでし
た。ですので一般入試組は自分たちで先生を捕まえて、教科書をベースに勉強するというス
タンツでした。
③ この時期は何大学の何学部を志望していましたか?
将来生物系の研究者になりたいと思っており、獣医学部か医学部のどちらにしようか悩ん
でいました。獣医学部なら近場だからという理由で岐阜大学、医学部なら全国どこでも良い
ので国公立を志望していました。
④ なぜ代ゼミを選んだのですか?
高3の夏から受験勉強を始めたのですが、その時友達が代ゼミに通っていたためここを選
びました。
⑤ なぜ大堀の生物を選んだのですか?
その友達が大堀先生の授業を取ってたからです。
⑥ 大堀の講義を受けたときの、最初の印象はどうでしたか?
エネルギッシュで活発な人だなという印象を受けました。
⑦ この時期の予習・復習はどうしていましたか?
全科目において事前知識がほとんどなく、予習はできませんでした。なので復習中心で勉強し
ていました。またどの教科も同等に時間を配分していました。
※これらの回答からわかるように僕の高校は大学の一般入試のことをほとんど考えておらず、高
校の偏差値も大体45ぐらいだったと思います。また、僕自身の高校卒業時の偏差値も同じくら
いでした。
2.1学期編
① そろそろ大堀の講義にも慣れてきたころ。大堀の講義をどのように感じていましたか?
今まで暗記していたことがらを、なぜそうなるのか?どこが覚えるべきポイントでどこが理解す
べきポイントなのか?という視点で進められていて僕にとっては斬新でした。また理解しようとす
る姿勢が大切なのだと気が付きました。
② この時期はどのように生物を勉強していましたか?
高校でもらった生物の資料集を常に持っていました。予習では資料集の該当箇所を読み、テキ
ストの問題を解き、復習では初めて知った事柄や忘れていた事柄をその資料集にどんどん書き
込んでいました。
③ 生物の成績はどのように推移していましたか? 模試の成績など。
すでに授業でやった範囲は知識問題も考察問題も間違えることはなく、まだやっていない範囲
でも考察問題では理論的に考えれるようになりました。なので模試を受ける度に偏差値は上がっ
ていき、夏前には60を超えることもありました。
3.夏期編
① 夏期講習講座はとりましたか? 何という講座を取りましたか?いつごろその講座を取ること
を決めましたか? その講座を取った理由はなんでしょう?その講座をどのように活用しまし
たか?
夏は生物学的思考回路~遺伝編~(講座名あってますか?)を受けました。遺伝の計算問題は
いつもなんとなく解けていましたが、しっかりした知識と理解がないことは薄々感じていました。な
ので1学期のレギュラーの授業で先生がこの講座の宣伝をしたときに受けようと決めました。この
講座を受けることで、センター生物や二次の生物での遺伝計算問題で時間を大量消費すること
がなくなりました。
② 1学期の復習・さらに2学期の範囲の学習はどうしていましたか?
夏期講習が始まる前に1学期の復習を終わらせ、講習期間の空きコマに、一般参考書(リードア
ルファ)を一周終わらせました。
④ 成績はどのように推移していましたか? 模試の成績など。
参考書を一周終わらせたこともあって知識問題は完答し、考察問題も手がつけられないという状
態はほとんどなくなりました。
4.2学期編
① 夏期の学習が2学期にどのように影響を与えましたか?
上記のお通り2学期が始まった時点で参考書は一周終わっていました。なので予習もできるように
なり、より授業効率が上がりました。
② 2学期の範囲の学習と1学期の範囲の学習の兼ね合いはどうでしかた?
1学期の範囲を学習はほとんどすべて生物資料集に反映されているので、資料集を読み返すこと
で1学期の学習を復習していました。また2学期の範囲の学習は1学期同様どんどん資料集に書き
込んでいました。
③ 夏期講習講座の復習はどうしましたか?
生物に関しては夏期講習のテキストを目で通すだけでした。また他の教科の復習は(1学期も夏期
も含め)土日に行い、11月にはすべての教科の復習が一周は終わっていました。
④ センター試験対策はどうしたか?いつ頃始めましたか?どのようなことをしましたか?
2学期の授業が終わり、その復習も終わり次第だんだんセンター対策の比重を多くしていきました。
12月中旬以降はセンター対策のみをしていました。その内容は、社会や古文などの暗記科目はテキ
ストと参考書を読み返すなどして一通り知識を再インプットし直し、それが終わったらいわゆる赤本、青
本、白本、黒本、緑本のセンター実践問題をひたすら解きました。
⑤ この時期の成績の推移はどうでしたか? 模試の成績など。
全体的に偏差値も安定して65を取れるようになっていました。特に理科2科目は偏差値70もとれる
ようになり、自信が付きました。
⑥ このころ感じた不安などはありましたか?
数学の偏差値が不安定でした。でも不安になってもしょうがないと思い、ひたすら勉強しました。
5.冬期編
① 冬期講習講座はとりましたか? 何という講座を取りましたか? いつごろその講座を取ることを決め
ましたか? その講座を取った理由はなんでしょう?その講座をどのように活用しましたか?
知識の総整理をするとともにその知識のアウトプットの練習がしたいと思い考察系の講座を1つだけ取
りました。この講座以外は講習を受けず、復習とセンター対策を行いました。
② 1学期の復習・さらに2学期の範囲の学習はどうしていましたか?
2学期が終わり次第、2学期の復習をしました。1学期の復習をしているとセンター対策が間に合わない
と思い、それはセンター後にやろうと考えました。
④ 成績はどのように推移していましたか? 模試の成績など。
相変わらず数学が不安定でしたが他は心配がなく、安定した成績でした。
⑤ センター試験の対策はどうしていましたか?
質問4-4参照
6.直前期編
① 1・2月の生物の学習はどうしていましたか?
授業ノートと資料集を傍らに置き参考書(夏にやったリードアルファ)ももう一度解きました。
また、志望校や出題傾向の似ている大学の赤本を解きました。
② 何大学の何学部を受験しましたか?
名古屋市立大学医学部医学科
③ 受験の前の日・当日にやったことは?
前日は早く寝て、当日は授業ノートなどを読み返すことしかしていません。何か特別なことをや
ると余計プレッシャーがかかりそうな気がしたので。
7.その他
① 受験校・学部が決定したのはいつごろですか?
国公立は夏期間に決めました。私立は10月近くに決めました。
② スランプになった時期はありますか?またそれをどういうふうに克服しましたか?
春の時点で偏差値が相当低かったので1年間ずっと上昇し、スランプは感じませんでした。
③ ストレス解消法などありましたか?
日曜日は自習室が早く閉まるので、日曜夜から月曜朝にかけて十分な睡眠時間を確保し、ストレ
ス解消をしていました。
8.大堀の講義は今、大学でも役立っていますか?それから後輩たちへの応援メッセージなど
大堀先生の授業を受け、理解する勉強法がどれ程大切でどれ程後の自分に役に立つかを学びまし
た。そしてその学習スタイルは大学でも通用し学問の楽しさの片鱗に触れる機会が多々ありました。受
験というのは大学へ入るために課せられた試練なのではなく、大学に入った後や社会人になった時に
目の前の課題にどう対処するべきかを考えるきっかけなのではないかと思います。
大堀先生にあえて本当によかったです。ありがとうございました。
そして浪人生の皆さん、辛くても前へ進み続ければいつかはゴールのたどりつけます。頑張ってください。