コラム・お知らせ

合格体験記 岡山大学医学部合格(女子)2014年

1.代ゼミ入学期編

① 代ゼミに来る前は、生物はどんな科目だと思って、どんなふうに勉強していましたか?

また生物は得意だったか苦手だったかを書いてください。それから「物理選択で全然勉強

していなかった」なんて場合もあるでしょう。それならばそれを書いてください。

→私はもともと生物が得意科目でした。考察問題を解くことが楽しすぎて、重要問題集などを何回も解いていました。現役生のころの前期日程・後期日程不合格が判明してから、生物をやりすぎたせいで、どちらかというと苦手な英語や数学を解く時間がつぶされてしまっていたと考え、(違う意味で)印象の悪い科目でした。

 

そうなんです。何でもできるようになってくると、楽しくってそればっかりやってしまいがちになりますよね。一番大切なのは「苦手科目をなくすこと」です・・・大堀

 

② まわりの友人たちなどはどんなふうに勉強していましたか?

→教科書に緑色のチェックペンで、重要単語などを塗りつぶし、赤色のシートで隠しながら覚えていました。

 

だいたい生物の勉強ってこんな感じだとイメージしている学生が多いですよね。重要な単語を覚えることは大事ですよ。でもそれだけでは不十分・・・大堀

 

③ この時期は何大学の何学部を志望していましたか?

→もともと岡山大学医学部医学科を志望していましたが、現役生のころはひどいセンターの点だったので、とりあえず香川大学医学部医学科に出願したという感じです。見事に不合格で、代ゼミに行くことになりました…笑

 

そうそう、現役生ってセンター試験を軽く見がち。で、ひどい目に遭って浪人・・・というパターン・・・って、おれもそうだったんだけど・・・(^_^;)大堀

 

 

④ なぜ代ゼミを選んだのですか?

→岡山に三大予備校は代ゼミしかない、授業用のうち50万円が減額になったこと、家から通えること、私の兄も代ゼミ岡山校に1年間在籍して岡山大学医学部医学科に合格したためです。

 

うう~ん、すばらしい。

兄・妹そろって岡山大学医学部合格。それも代ゼミで習って・・・ヽ(^^)ノ大堀

 

⑤ なぜ大堀の生物を選んだのですか?

→代ゼミの1学期が始まる前に、前年度の授業の第1講を見る体験授業で、大堀先生の「ハイレベル生物Ⅰ・Ⅱ」を受講しました。その中で、「英語と数学!」「生物は知識をつなげることが大事」という大堀先生の言葉が深く同感したので、その場で大堀先生の授業を1学期以降も受講することを決めました。

 

そうなんです。英語と数学ができて初めて受験の土俵に上がることができるのです(>_<)大堀

知識と知識をつなげて新しい知識を作り出せるようになってくると、生物の偏差値はあっという間に70を超えてしまうのです・・・ヽ(^^)ノ大堀

 

 

⑥ 大堀の講義を受けたときの、最初の印象はどうでしたか?

→えらく元気な先生だなとおもいました() 「英語と数学!」という言葉は、私がなぜ現役合格しなかったのかという理由を思い知ることができるきっかけとなったものでした。

 

えらく元気だったでしょう? しかも一年中半袖だし・・・ヽ(^^)ノ大堀

 

⑦ この時期の予習・復習はどうしていましたか?(時間配分、他の科目との兼ね合いなど)

→「ハイレベル生物Ⅰ・Ⅱ」の章末問題、「東大・京大・トップレベル生物問題演習」の予習は必ずしました。復習は模試の前に大堀先生の「ハイレベル生物Ⅰ・Ⅱ」のノートを見る程度でした。とにかく英語と数学に時間を割きました。

 

そうそう、一に英数・二に英数・三四に英数・五に生物、ね・・・(>_<)大堀

 

2.1学期編 

① そろそろ大堀の講義にも慣れてきたころ。大堀の講義をどのように感じていましたか?

→生物は知識をつなげることがだんだん講義を通してわかるようになってきました。配偶体、胞子体あたりの話は、現役生のころは苦手でしたが、ようやくわかるようになりました。「花屋さんではなくて胞子体屋さんと呼ぼう」という大堀先生の言葉は今でも覚えています()

  胞子体・配偶体、嫌いな学生さんが多いですよね。なんで嫌いかという「わからないから」。わかれば楽しくなってくる(^o^)

「まあ綺麗な花束♪」ではなくて、正しくは「まあ綺麗な胞子体束♪」ですよね・・・ヽ(^^)ノ大堀

 

 

② この時期はどのように生物を勉強していましたか? 

→相変わらず、生物は予習を欠かさずにしましたが、全体的にはあまり時間は使わず、英語と数学をたくさんしていました。模試の前にはノートを見返し、模試返却後には直しを繰り返しました。

 そうそう、英数・英数・英数・英数・余った時間で生物ね・・・ヽ(^^)ノ大堀

 

③ 生物の成績はどのように推移していましたか? 模試の成績など。

→センター模試は9割台をキープ、全国総合模試では85分、国公立記述は7割ちょっとでした。生物の成績は現役のころとあまり変わらない状態で、英語と数学の成績が上がってきたので、理想的な形になってきました。

 よっしゃ、英数の成果が出てきたね。トンネルの向こうに明かりが見えてきたぞ・・・ヽ(^^)ノ大堀

 

3.夏期編 

① 夏期講習講座はとりましたか? 何という講座を取りましたか? いつごろその講座を取ることを決めましたか? その講座を取った理由はなんでしょう?

その講座をどのように活用しましたか?

→受講しませんでした。

 うん、君くらい生物ができる人は英数にじゃんじゃん時間をかけてOK(^o^)

でもできない人は効率よく学習を進めるうえでも夏期講座は受講しましょう・・・ヽ(^^)

 

② 1学期の復習・さらに2学期の範囲の学習はどうしていましたか?

→復習は苦手な部分のノートを何回も見て、右脳で覚えました(=図ごと覚える)。当時、選択分野であった、進化と系統分類、生態系とその保全という分野に自信がなかったので、大堀先生の本を用いて何度か知識の定着を行いました。

 そうそう、進化・系統分類・生態系は教科書の後半。終了が入試本番直前期になりがち。夏の間に仕上げておこう。この辺が苦手な学生さんには夏期講習会講座「大堀求の生物(植生・個体群・進化・系統分類)」がおすすめ・・・!(^^)!大堀

 

③ 成績はどのように推移していましたか? 模試の成績など。

 →逆に今度は生物をやらなさ過ぎて、記述問題の減点が目立つようになり、若干の焦りを感じた時もありましたが、学習の手引きを何度も読んで、答案に必要なキーワードは何かを常に意識して復習をしました。

 うん、やらなさすぎて“勘”を失うことってありますね。落ち着いてそれを克服しているところは見事です・・・ヽ(^^)ノ大堀

 

4.2学期編  

① 夏期の学習が2学期にどのように影響を与えましたか?

→進化と系統分類、生態系とその保全は特に入念に夏の間に勉強していたので、大堀先生の講義では、なるほど、と思えることが多くありました。

 夏の勉強が活きてきましたね♪ 夏のうちに生物全体を終わらせておいて、2学期は復習のつもりで大堀の講義を聞くのがベスト!! ・・・大堀

 

② 2学期の範囲の学習と1学期の範囲の学習の兼ね合いはどうでしかた?

1学期に学んだ知識は忘れないように、何度かノートを見返しつつ、2学期の予習も頑張りました。「東大・京大・トップレベル生物問題演習」の問題は1学期に増して難易度が上がり、予習だけでは理解できないところもありましたが、あきらめずに取り組みました。「ハイレベル生物Ⅰ・Ⅱ」の章末問題は1学期と異なり、復習として解くようにしました。

 そうそう、1学期の内容にも触れておかないと忘れてしまいますよね。毎日少しずつでもやっておこう・・・(^o^)大堀

 

 ③ 夏期講習講座の復習はどうしましたか?

→受講していません

 さっきも書きましたが君くらい生物ができるのであれば英数に時間をかけましょう。でも苦手な学生さんは・・・2学期の範囲の難しいところは夏のうちに克服しておこう。特に自分でできそうにない人は夏期講習会講座「大堀求の生物(呼吸・同化・神経・腎臓)」などを受講してものにしておこう・・・ヽ(^^)ノ大堀

 

④ センター試験対策はどうしたか? いつ頃始めましたか? どのようなことをしましたか?

二次の対策をしていればセンター試験の点数は安定して9割台を取り続けることができたので、あまり2学期中にはセンター試験のための勉強は特にしていませんでした。

 そうですね。普段のセンター模試で9割台で安定しているような学生さんであれば、特にセンター試験対策はいりません。でも、そうでない学生さんは・・・ちゃんと対策を練らないといけないよ・・・(^_^;)大堀

 

⑤ この時期の成績の推移はどうでしたか? 模試の成績など。このころ感じた不安などはありましたか?

→記述模試の生物でまさかの全国1位と、偏差値84.2がそれぞれ1回ずつ起こりました!夏ごろ感じていた、記述力低下も解消されたようで、現役生のころよりもかなり成績は安定してきたので、不安は特にありませんでした。ただし、土曜日にあった、センター試験対策演習の生物の問題がかなり難しくて一瞬だけ不安が襲ってきました。

 きた~!! 全国1位ヽ(^o^)丿 

そうそう、土曜日のセンター試験対策では、たまに油断しないように難しい問題を載せるのです・・・(^_-)大堀

 

5.冬期編 

① 冬期講習講座はとりましたか? 何という講座を取りましたか? いつごろその講座を取ることを決めましたか? その講座を取った理由はなんでしょう?

その講座をどのように活用しましたか?

→自分の苦手な分野はわかっていたので、講習会は取らずに、理系の生徒が苦手としやすい社会(私は地理選択でした)と国語を毎日行い、生物はその苦手な分野を、生物の教科書や資料集、大堀先生のノートを見返していました。

 あなたの場合は、センター模試で安定して9割台が出ていたのでまあ対策はいりませんね。でもそうでない学生さんはこの時期はセンターの対策をしっかりやりましょう。冬期講習会講座「大堀求の生物(センター攻略編)」がおすすめ。センターでこけると第一志望はおろか、受験できるが大学がまったくなくなってしまうことを、特に現役生は肝に銘じておきましょう・・・(^_^;)大堀

 

② 1学期の復習・さらに2学期の範囲の学習はどうしていましたか?

→先ほども申し上げましたが、苦手な分野をよく知っていたので、その分野を何度も繰り返し見返しました。また、当時選択分野だった、進化と系統分類、生態系とその保全のうち、進化と系統分類に絞って学習を進めていきました。(岡山大学では選択分野を両方とも必須問題として出題することはなかったので。)模試に関してはマーク模試の復習を入念に行いました。今まで現役のころに間違えた問題も引っ張り出して解いたりもしました。

 自分の苦手分野を把握して、そこを中心に攻める。非常に効率のいい学習ですね。それから模試の復習もしっかりしていてgoodです。毎年のように模試から類似の問題が出題されるしね・・・(^_-)大堀

 

 ④ 成績はどのように推移していましたか? 模試の成績など。

→この時期は、センター系の模試も多い中、岡大プレや熊大プレが返却された時期でした。生物に関しては共に7割ちょっとでした。2学期に起こった著しく良い成績をとることはあまりありませんでしたが、相変わらず安定した点を取り続けました。センター系の模試は9割台を保つようにしました。

 生物はかなり仕上がってきましたね。あとは油断しないで日々の努力を続けるのみ・・・(^o^)大堀

 

⑤ センター試験の対策はどうしていましたか?

→センター試験の本試験の過去問は現役生のころに解いたことがあったので、追試験をおもに解きました。模試では真似出来ていない、センター試験独特の雰囲気にも慣れるようにしておきました。

 そう、雰囲気になれるためにも模試の受験はおすすめ。それに本番と違って1日で全科目を受験するので、集中力を持続させる訓練にもなりますね・・・(^o^)大堀

 

6.直前期編

① 1・2月の生物の学習はどうしていましたか?

→センター試験が終わるまではセンター試験のことのみ、センター試験あとは休むことなく、記述の問題に取りかかりました。記述の対策を扱った参考書を1冊センター試験後に購入して、何度も解いて、採点基準やキーワードを覚えるようにしました。

 「センター試験が終わるまではセンター試験のことのみ」、すばらしい!! 二次試験も気になりますが、まずはセンター試験。センター試験でこけると、特に医学部だったらおしまいです。さらにすばらしいのは、センター試験が終わっても浮かれないですぐに二次試験対策を始めたこと。合格する人はこういうところが違うんだねえ、やっぱり・・・(^_-)大堀

 

② 何大学の何学部を受験しましたか?

(1次=学科試験、2次=小論文・面接等。すべて医学部医学科です。)

→前期日程の前に、本番の雰囲気を味わおうと、産業医科大学を受験しました。学科試験には無事合格して、小論・面接試験の受験権利をもらいましたが、小論・面接試験の日程が後期日程と重なっていたので、小論・面接試験は棄権しました。

前期日程は岡山大学医学部医学科を受験しました。(1次=学科試験、2次=面接試験)

後期日程は香川大学医学部医学科に出願しました(岡山大学医学部医学科は後期日程が廃止されました)

 

やっぱり岡山はきびだんごで、香川ならうどんですね♪

 

 

あっ、おまえどこから入ってきた!! すみません、ナッピーが勝手に入ってきてしまって・・・(^_^;)大堀

 

③ 受験の前日・当日にやったことは?

→その大学に頻出な分野を、教科書などを用いてざっと目を通しました。前日はとにかくしっかりと睡眠をとって行きました!

そう、前日はしっかり睡眠をとりましょう。ご飯もしっかり食べましょう・・・(^O^)大堀

 

 7.その他

① 受験校・学部が決定したのはいつごろですか?

→高校1年生の秋です。それまでは実は薬学部志望でした。現役生のころはわずかな可能性を信じて香川大学医学部医学科を受験しましたが、本当の志望校は高校1年生の秋以来ずっと岡山大学医学部医学科でした。

 

② スランプになった時期はありますか?またそれをどういうふうに克服しましたか?

→センター試験直前期です。私はどちらかというと、二次試験の対策が好きだったので、それをやる割合を減らして、センター試験対策をするのは非常に苦痛でした。しかも、センター英語などは解くほど点数が少し下がったりしたときもあり、不安がたまりました。センター試験本番では、そんな不安は忘れてとにかく解くことに集中してきたら、普段通りの点数が出せました。

 センター試験は時間との勝負。苦痛でも「時間内にきちんと解き切る」練習は不可欠ですね。それにしてもこの時期、模試とか過去問で悪い点数を取ると不安になりますよねえ~、おれもそうだった・・・(>_<)大堀

 

 ③ ストレス解消法などありましたか?

→模試において、第一志望校の判定で、A判定をとった回数分の日にちだけ遊ぶというご褒美です!笑11月くらいまではこのご褒美制度をやっていました。結局3~4日ほど遊ぶこと(映画を見に行くなど)ができました。A判定をもらうために、模試を頑張る、また代ゼミ以外の他業者の模試も受験しに行くという感じでした。

あとは細かいことですが、良く寝ることですね。受験生でしたが浪人中は必ず7~8時間は寝ていました。その分、絶対に授業中は寝ませんでした。浪人生は徹夜をしても無駄なことが多いと考えていました。浪人している時点で、現役生よりも余分に勉強しているわけですから。

 人間、ずっとそればっかりやっていると煮詰まってしまうもので、どこかで息抜きが必要です。が、それにしてもその息の抜き方がとてもうまいですね。

それと、「ちゃんと寝る」のはとても大切。徹夜しても結局そのつけはどこかで払わなくてはならなくなるものです・・・(^_^;)大堀

 

8.大堀の講義は今、大学でも役立っていますか?

それから後輩たちへの応援メッセージなど

→めちゃくちゃ役に立っています!1回生の前期には「医学生物」という授業があるのですが、全部知っている内容です。物理選択者にたまに教えているくらいです。医学部には生物は絶対に必要な科目だと思いますし、大堀先生の授業はすごく役に立っています。今でもたまにノートを見返しているくらいです。大堀先生、本当に1年間ありがとうございました!

 そうでしょう? おれのノート、役に立つでしょ♪ 何しろ大学の講義は○×△ですからね・・・(^_^;)

それにしても医学部ではぜったいに「生物」が必要になるのに、受験に生物が必須でないのが不思議です・・・(_>)大堀

 

 

 あと、大堀先生の講義を受けている後輩さんたちへ。ここまで述べてきた勉強方法、成績推移は人それぞれです。私がおすすめするのは自分に合った勉強スタイルを確立することです。そして、浪人生ならば、自分がなぜ受験で失敗したのかを考える自己分析が非常に大切です。1年間はあっという間です。すぐにセンター試験はやってきます。第一志望校に合格するためには思いっきり勉強していくと良いと思います。勉強と息抜きのバランスを考えて、頑張りましょう。あとは、私は生物とは「右脳を使う科目」だと思っています。重要単語を唱えるようにして覚えても良いですが、私は図ごと右脳で覚えました。図ごと覚えて頭の中で動かしながら、流れを意識して理解していきました(転写・翻訳、PCR法、発生の過程あたりの話)。発生の過程は、インターネットで調べれば、動画で見ることができるので、うまく活用しても良いかもしれません。右脳で覚えだすと、生物は決して暗記ばっかりな科目だとは思わなくなりました。是非お勧めなので、実践してみてください。

 

自己分析、大切ですね。失敗はだれでもするもの。失敗からどれだけ学べるかがその人の価値を決めますね。

そうそう、右脳を使いましょう。生物は右脳の科目です・・・(^_-)大堀

 

 最後になりましたが、稚拙な文章失礼いたしました。生物がもともと得意な人がこの大堀先生の合格体験記を書いてよいのか、と思っていますが、少しでも役立つことがあれば幸いです。ありがとうございました!

 

合格体験記、ありがとう。きっと多くの学生さんの参考になりますよ。大学生活、楽しんでください・・・ヽ(^^)ノ大堀