2010/12/03
今回は冬期講習会「ハイレベル生物講義」の紹介です。
あっ、左の写真は「ハイレベル総合生物」になっていますが、今年から名称が「ハイレベル生物講義」に変わったのです。
第1章 心臓・神経・筋肉の代謝
腎臓の計算問題ですよ。でも普通のと違います。普通のって「原尿量を求めたり、尿素の再吸収率を求める」のですよね。こういうのだけでなく、「イヌリンとクレアチニンの濃縮率の比較から何がわかるか?」や「Naイオンの原尿中の濃度と尿中濃度が同じであることは何を意味しますか?」なんかもやります。ちなみに、答えられますか?
他にも神経や筋肉の計算(収縮速度)など一筋縄ではいかない問題を演習しましょう。
第2章 遺伝・遺伝子頻度
公立大学ではちょっと特殊な問題が出ることがあります。そうした問題を扱います。「リピート多型をの数から、いったいどのようなのりかえ・組み換えが起こったかを探る問題」とかね。一度はやっておかないと、本番でいきなり出題されたら面喰いますよ。
他にもにメンデル遺伝に関する知識論述問題を多数掲載。「遺伝子の挙動と染色体の挙動が一致していることから、遺伝子は染色体上に存在すると考えられるようになったが、ではどのような挙動が一致しているのか?」。一致している点を3つ、書けますか?
こういう問題って、聞けば「なんだ、それかあ」って感じなんですけど、普段かきちんと取り組んでおかないと本番で案外落とすんですよ。
それから遺伝子頻度が苦手な学生、ここでしっかり苦手を克服してしまいましょう。
第3章 遺伝子
遺伝子(DNA・RNA・タンパク質合成・組み換えなど)の分野、毎年新しい問題が出てきます。そりゃあそうでしょう。今最先端の分野です。どんどん新発見があるわけですからね。定番の問題から最新のてこずる問題までしっかり練習しておきましょう。
他にも知識論対策をしましょう。「受精卵クローンと体細胞クローン、両者の違いとその有用性」って説明できます?
第4章 系統・分類
ここ、嫌いな人はとことん嫌いでしょう? 特に現役生。だって学校によっては扱わない単元だし。でもしっかり出題されるわけ。じゃあ、どうしらいいんでしょう?
大堀から言わせてもらえば「出るところが決まっている」んですよ。やったらできてしまうし、やらなかったら0点。白黒がはっきりする分野なんですよ。
代ゼミ2学期のハイレベルやスタンダードでは紹介しなかった”よく聞かれるところ”も交えて説明していきますからね。ここが得意な学生はさらに得意にしましょう。この分野を習っていない現役生なんかは、浪人生に追いつく最後のチャンスですよ。
第5章 免疫・ホルモン
私大や公立大学では「ええ? そんなの知らないよ~」っていう知識問題が結構出ます。「1979年にWHOによって撲滅が宣言された病気の名前は?」、「高峰譲吉・北島柴三郎・志賀潔・鈴木梅太郎」、この人たちってどんな業績を残した人? 答えられますか?
その他定番の問題から一筋縄ではいかない実験考察問題も演習していきましょう。
☆ちょっと注意:この講座は”ハイレベル”ですからね。偏差値で言うと50代の後半以上向けの講座です。ですから「あんまり生物ができませ~ん(偏差値が50に満たない」という学生にはキツイですよ。
☆大堀の講座は代ゼミ生だけでなく、他の塾・予備校に通っている現役生・浪人生でも大歓迎ですからね。皆さんふるって受講してね♪