コラム・お知らせ

大堀求のオリジナル講座「生物学的思考回路【生物Ⅰ・Ⅱ】」

2012年度から大堀のオリジナル講座「生物学的思考回路【生物Ⅰ・Ⅱ】」が始まります。

今回はこの講座の特徴について説明しますね。

 

講座の特徴(その1:全体像)

生物の入試問題を分類すると・・・

   1.知識問題

   2.実験考察問題          

    ①知識があれば解けてしまう問題

    ②知識を駆使して考える問題

    ③知識を必要としない考察問題(ひらめき問題)

・・・と、まあこんな感じです。

③「知識を必要としない考察問題(ひらめき問題)」は東大などで出題されます

(センター試験でも出題されることがあります)が、生物のほとんどの問題は知識

なくして解けないということです。

ところが「それじゃあ暗記すればいいんだな」って早合点する学生さんは次の

2種類のどっちかになってしまいます。

     ●暗記量の多すぎて途方に暮れ、あきらめてしまう。

 ●暗記量は多くても“意地”で覚え抜こうとする。

「あきらめてしまう」学生の成績が悪いのは当然ですが、実は「”意地”で覚えても」

成績はそれほど上がらないのです。

「原核には核膜がなくて真核には核膜がある」とか「ミトコンドリアは好気呼吸の場」

とか「葉緑体は光合成の場」とか「ゴルジ体は分泌に関与する」となどなど・・・

そういう水玉状の知識を一生懸命詰め込んでも点数はとれないのです。

ではどうしたらいいのでしょう?

●「真核には核膜がある」ってどうして真核には核膜があるのでしょう?

●  核膜って何のためにあるのでしょう? 「ミトコンドリアはなぜ好気呼吸の場」

になったのでしょう? そもそも「好気呼吸」って何でしょう?

●「光合成」って何のためにするのでしょう?

●「ゴルジ体は分泌に関わる」って何を何のために分泌するのでしょう?

これらをきちんと説明できますか? ここに成績を伸ばす鍵があるのです。

原核から核膜・ゴルジ体・小胞体・葉緑体・ミトコンドリアが誕生してくるまで1つのストーリーで

つながっているのです。40億年前に生物が誕生して以来“進化”の積み重ねによって今現在の

地球上に多種多様な生物が存在しているのです。このつながり=ストーリーを知れば、つまり、

進化の流れ・生命現象どうしのつながりを理解すれば成績は伸びていくのです。

そしてそれらを理解すれば暗記がとっても楽になる、というより暗記しなくてもその場で考えれば

知識が出てくるようになるのです。さらには知識どうしが融合して“ひらめき”も生じるようになります。

大堀の講義では、これら「ストーリー(生命現象のつながり・生命現象

のなぜ?どうして?)」を重点的に説明していきます。

 

☆ 大堀のオリジナル講座を生で受講するには?

代ゼミの本部校でやってます。毎週木曜日の4コマ目(15時30分~17時00分)

4月下旬からのスタートになります。

☆ サテラインによって全国の代ゼミ校舎で受講可能です。

☆ 大堀の講座は収録され、フレックス・サテラインによって全国の代ゼミ校舎・

提携サテライン予備校で「好きな日程・好きな時間」で受講可能です。

☆ 代ゼミ生でなくても、他の予備校・塾に通っているという現役生・浪人生でも受講大歓迎です。

☆ 特に「生物が苦手」という学生さんたちに向いています。

☆ 詳しい受講方法は代ゼミのホームページをご覧ください。

http://www.yozemi.ac.jp/

http://www.yozemi.ac.jp/les/sat-flex/index.html

看護系生物 勉強法が分からない人は・・・

「看護系の学校を生物で受験するんだけれど、

どうやって勉強したらいい~?」という学生さん、こんにちは。

そうですよね。困ってしまいますよね。どうやって勉強しましょうか?

「いままで全然生物とかやっていないし~」

「学校でも生物はあんまり聞いてなかったし~」

なんて人も多いと思います。

でも看護系ですからねえ・・・生物は医療系の仕事に就いてからもものすごく役立ちます。

ここらでしっかり勉強を始めましょう。ではまずどうしましょう。

1.必要な事項を暗記しましょう。

       特に教科書の太字になっている部分を暗記しよう

2.基礎問題集をやりましょう。

でも、「この勉強法でいいのかなあ」とか「どこまで覚えたらいいのかわからないなあ」とか

「うまい暗記の方法はないかなあ」とか、自分1人で勉強するのは不安だなあ

という学生さん、代ゼミのフレックス・サテライン オリジナル講座「看護系基礎生物Ⅰ」

という講座はどうでしょう?

その名のとおり、基礎からはじめて合格ラインまであなたの成績を持っていく講座です。

● 大堀求オリジナルのテキストで「ここまで覚えればいい」

 というラインをしっかり示しますよ。安心して大堀についてきてね。

● テキストは穴埋め形式。大堀の講義を受けながら空白を埋めて

 いきましょう。「黒板を書き写すのが手いっぱいで先生の話に

 ついていけない~」なんてことは起こりません。

● 生物は暗記科目なのですが、ただやみくもに暗記する勉強では

 泥沼にはまります。生命現象には“理由(=なぜ?)”があります。

 「なぜ?」の部分を知れば暗記がと~っても楽になるし、

 記憶に残りやすくなります。この「なぜ?」をふんだんに説明

 してきますよ。

 

☆ 代ゼミ生でも代ゼミ生でなくても、他の塾・予備校に通っているという学生さんでも、現役

生でも浪人生でも「看護系を受験する」という学生さんならどなたでも受講可能です。

☆ フレックス・サテラインでの受講となります。このフレックス・サテラインは収録した講座

を個別ブースで受講する形態です。何よりうれしいのは「自分の好きな日程・時間で受講でき

る」ということ。自分のスケジュールに合わせて無理なく学習することができます。

☆ このシリーズには、生物だけでなく英語・数学・国語もあります。

「看護系基礎英語(鳥居塚信貴先生)」

「看護系基礎数学Ⅰ・A(藤田健司先生)」

「看護系基礎現代文(青木邦容先生)」

☆ 前期90分×10回・後期90分×10回の講座です。

☆ 受講の申し込み・もっと詳しく知りたいという人は代ゼミのホームページをご覧ください。

http://www.yozemi.ac.jp/

http://www.yozemi.ac.jp/les/sat-flex/fs-koza.html

生物の勉強法がわかる参考書はこれ!!

  先週の月曜日、ハイレベル生物Ⅰ・Ⅱで紹介した

参考書なのですが、新しくなっています。

講義中に見せたのはイルカと女の子の絵の表紙だった

のですが、今はこちら(左の写真)になっています。

もし買おうとしている学生さんは、こちらにしてね。

古いものに比べると、より読みやすくなっています。

図なども細かいところまで改良が加えられています。

また生物Ⅱも勉強したいという人には「大堀に聞け!

理系生物達人への道」(代々木ライブラリー)がお勧めです。

センター試験生物Ⅰ 初学者の勉強法

代ゼミの「センター生物Ⅰ」を受講する学生さんの勉強法

生物を初めて習う、または今年のセンター試験では50点にも満たなかったという学生さんは・・・

1学期

●予習:とにくかく講義の進行に関わらず、大急ぎで生物の全体像を捉えましょう。

生物Ⅰの全範囲を、参考書などで一通り読んでみましょう。

さらに講義前に、その回の範囲を読んでから講義に出ましょう。

☆参考書の例:『決定版 生物Ⅰの点数が面白いほどとれる本』

●復習:講義が終わったら大堀の説明を思い出しながらもう一度ノートをきれいに

書きなおしましょう。時間がなかったらノートに赤シートをかぶせて赤字の部

分を見えなくして「どんなことが書かれていたか」を思い出そう。

夏  期

●参考書を、生物Ⅰ全範囲をもう一度読みなおそう。これはそのまま1学期の復習

になるとともに、2学期の予習になります。

●基礎問題集(例「センターマーク基礎問題集」)を1冊仕上げて基礎・知識の定着をは

かりましょう。間違えた問題には印をつけて再度解きなおしましょう。

●夏期講習会講座「センター生物Ⅰ」「生物学的思考回路【遺伝編】」を受講するなど

して「問題を解く練習」をしてください。

2学期

●復習:夏の予習に対して、2学期の講義を復習のつもりで受講しましょう。

●同時に夏に仕上げた基礎問題集をもう一度解きなおしましょう。

 

冬  期

●国公立大学を受験する学生はセンター試験対策に全力を尽くしましょう。最初は生

物Ⅰの基礎問題集(例「センターマーク基礎問題集」)で知識を確認しましょう。終わ

ったら時間内に解き切る練習をしましょう。過去問でも代ゼミの白本でもいいです

から60分正確に測ってその中で解き、答え合わせをして、弱点を補強しましょう。

●代ゼミの冬期講習会を利用するのもいいでしょう。センター試験対策講座が豊富

にそろっています。

☆例:「センター生物Ⅰ」・「生物学的思考回路【センター攻略編】」

「センター生物Ⅰテスト」

代ゼミ新学期スタート その勉強法は? 「センター試験編」

センター生物Ⅰを受講する学生さんの勉強法

偏差値が60を越えている、または今年のセンター試験では70点を

超えたいう学生さんは・・・

1学期

●予習:しなくてもその場で聞けばわかるでしょう。

●復習:しなくてもいいでしょう。

その代わり、理系ならば英語・数学に、文系ならば英語・国語・社会に

磨きをかけよう!!

夏  期

●基礎問題集(例「センターマーク基礎問題集」)を1冊仕上げて、知識の定着をはかり

ましょう。2学期の範囲も予習のつもりでやりましょう。

●夏期講習会講座「センター生物Ⅰ」を受講するなどして「問題を解く練習」をしてください。

2学期

●復習:夏の予習に対して、2学期の講義を復習のつもりで受講しましょう。

●基礎問題集を何回転も解いて知識の定着をはかりましょう。

11~1月

●国公立大学を受験する学生はセンター試験対策に全力を尽くしましょう。センター

でコケたら受験する大学はありません。特に時間内に解き切る練習をしましょう。過

去問でも代ゼミの白本でもいいですから60分正確に測ってその中で解き、答え合わ

せをして、弱点を補強しましょう。

冬  期

●代ゼミの冬期講習会を利用するのもいいでしょう。センター試験対策講座が豊富

にそろっています。

例:センター生物Ⅰ・生物学的思考回路【センター攻略編】

☆これらはあくまで一例です。この通りにしなくてはらないわけではありません。

またセンター生物Ⅰを受講する学生さんの中でも初心者のための勉強法も

後日このHPに載せていく予定です。

 

 

 

 

 

代ゼミ新学期スタート 1年間の生物勉強法は?(その2)

ハイレベル生物Ⅰ・Ⅱやスタンダードを受講するけれど、生物が苦手、生物を

習ったことがないという学生さんは・・・

1学期

●予習:とにくかく講義の進行に関わらず、大急ぎで生物の全体像を捉えましょう。

生物Ⅰ・Ⅱの範囲を、参考書などを一通り読んでみましょう。さらに講義前に、

その回の範囲を読んでから講義に出ましょう。

参考書の例:生物Ⅰの範囲は『決定版 生物Ⅰの点数が面白いほどとれる本』

生物Ⅱの範囲は『大堀に聞け! 理系生物達人への道』

●復習:講義が終わったら大堀の説明を思い出しながらもう一度ノートをきれいに

書きなおしましょう。時間がなかったらノートに赤シートをかぶせて赤字の部分を

見えなくして「どんなことが書かれていたか」を思い出そう。

夏  期

●生物Ⅰ・Ⅱ全範囲、参考書をもう一度読みなおそう。これはそのまま1学期の復習

になるとともに、2学期の予習になります。

●何らかの基礎問題集を1冊仕上げて基礎・知識の定着をはかりましょう。

●2学期の呼吸・光合成・生態・進化・系統分類は自分1人では学習しにくい分野です。

夏期講習会講座「生物学的思考回路【独学が難しい分野】」で夏のうちに克服し

ておこう!!

2学期

●復習:夏の予習に対して、2学期の講義を復習のつもりで受講しましょう。

●標準的な問題演習も並行して進めていきましょう。

11~1月

●国公立大学を受験する学生はセンター試験対策に全力を尽くしましょう。最初は

生物Ⅰの基礎問題集(例「センターマーク基礎問題集」)で知識を確認しましょう。

終わったら時間内に解き切る練習をしましょう。過去問でも代ゼミの白本でもいい

ですから60分正確に測ってその中で解き、答え合わせをして、弱点を補強しま

しょう。

冬  期

●代ゼミの冬期講習会を利用するのもいいでしょう。センター試験対策講座が豊富

にそろっています。

例:「センター生物Ⅰ」・「生物学的思考回路【センター攻略編】」

「センター生物Ⅰテスト」

直 前 期

●過去問を使って知識など抜けている部分を探して補強しよう。過去問を使って時間

内に解き切る練習もしていこう。

☆これらはあくまで一例です。この通りにしなくてはらないわけではありません。

またセンター生物Ⅰを受講する学生さんのための勉強法も後日このHPに載せて

いく予定です。

 

 

 

 

代ゼミ新学期スタート 1年間の生物勉強法は?

代ゼミで大堀の生物を受講する学生さんは、1年間どんなふうに生物を勉強したら

いいのでしょうか? 今回はハイレベル生物Ⅰ・Ⅱを受講し、かつ偏差値が60を

越えているような学生さんのための勉強法の一例をあげてみます。

 

1学期

●予習:しなくてもその場で聞けばわかるでしょう。

●復習:しなくてもいいでしょう。 その代わり、英語・数学に磨きをかけよう!!

☆本科生の学生は「ハイレベル生物問題演習」または「東大・京大・トップレベル生

物問題演習」を受講可能のはずです。是非活用しましょう。

夏  期

●夏期講習会を受講するなどして「問題を解く練習」をしてください。

例:ハイレベル生物問題演習

●2学期の範囲も予習してしまいましょう。

2学期

●予習:夏の間に予習をしておいたはずです。

●復習:夏の予習に対して、2学期の講義を復習のつもりで受講しましょう。

●問題演習も並行して進めていきましょう。ただし、やはり英語・数学が優先です。

☆本科生の学生は「ハイレベル生物問題演習」または「東大・京大・トップレベル生

物問題演習」を受講可能のはずです。是非活用しましょう。

11~1月

●国公立大学を受験する学生はセンター試験対策に全力を尽くしましょう。センター

でコケたら受験する大学はありません。特に時間内に解き切る練習をしましょう。過

去問でも代ゼミの白本でもいいですから60分正確に測ってその中で解き、答え合わ

せをして、弱点を補強しましょう。

冬  期

●代ゼミの冬期講習会を利用するのもいいでしょう。センター試験対策講座が豊富

にそろっています。

例:センター生物Ⅰ・生物学的思考回路【センター攻略編】

直 前 期

●過去問を使って知識など抜けている部分を探して補強しよう。過去問を使って時間

内に解き切る練習もしていこう。

 

※これはあくまで一例ですからね。この通りにしなくてはらないわけではありません。

またスタンダード生物Ⅰ・Ⅱやセンター生物Ⅰを受講する学生さんのための、さらに

生物超初心者のための勉強法も後日このHPに載せていく予定です。

 

 

 

 

 

 

 

看護系の生物 勉強法が分かる講座!!

「看護系の学校を生物で受験するんだけれど、

どうやって勉強したらいい~?」という学生さん、こんにちは。

そうですよね。困ってしまいますよね。どうやって勉強しましょうか?

「いままで全然生物とかやっていないし~」

「学校でも生物はあんまり聞いてなかったし~」

なんて人も多いと思います。

でも看護系ですからねえ・・・生物は医療系の仕事に就いてからもものすごく役立ちます。

ここらでしっかり勉強を始めましょう。ではまずどうしましょう。

1.必要な事項を暗記しましょう。

       特に教科書の太字になっている部分を暗記しよう

2.基礎問題集をやりましょう。

でも、「この勉強法でいいのかなあ」とか「どこまで覚えたらいいのかわからないなあ」とか

「うまい暗記の方法はないかなあ」とか、自分1人で勉強するのは不安だなあ

という学生さん、代ゼミのフレックス・サテライン オリジナル講座「看護系基礎生物Ⅰ」

という講座はどうでしょう?

その名のとおり、基礎からはじめて合格ラインまであなたの成績を持っていく講座です。

● 大堀求オリジナルのテキストで「ここまで覚えればいい」

 というラインをしっかり示しますよ。安心して大堀についてきてね。

● テキストは穴埋め形式。大堀の講義を受けながら空白を埋めて

 いきましょう。「黒板を書き写すのが手いっぱいで先生の話に

 ついていけない~」なんてことは起こりません。

● 生物は暗記科目なのですが、ただやみくもに暗記する勉強では

 泥沼にはまります。生命現象には“理由(=なぜ?)”があります。

 「なぜ?」の部分を知れば暗記がと~っても楽になるし、

 記憶に残りやすくなります。この「なぜ?」をふんだんに説明

 してきますよ。

 

☆ 代ゼミ生でも代ゼミ生でなくても、他の塾・予備校に通っているという学生さんでも、現役

生でも浪人生でも「看護系を受験する」という学生さんならどなたでも受講可能です。

☆ フレックス・サテラインでの受講となります。このフレックス・サテラインは収録した講座

を個別ブースで受講する形態です。何よりうれしいのは「自分の好きな日程・時間で受講でき

る」ということ。自分のスケジュールに合わせて無理なく学習することができます。

☆ このシリーズには、生物だけでなく英語・数学・国語もあります。

「看護系基礎英語(鳥居塚信貴先生)」

「看護系基礎数学Ⅰ・A(藤田健司先生)」

「看護系基礎現代文(青木邦容先生)」

☆ 前期90分×10回・後期90分×10回の講座です。

☆ 受講の申し込み・もっと詳しく知りたいという人は代ゼミのホームページをご覧ください。

http://www.yozemi.ac.jp/

http://www.yozemi.ac.jp/les/sat-flex/fs-koza.html

大学受験「生物」 生物の勉強法、今のままでいいの?

①「生物苦手~!! 勉強法がどうもよくわからない」

②「そもそも生物嫌い。だって暗記ばっかりなんだもん」

③「一生けんめいやっているんだけれど、どうもその割には成績が伸びないなあ」

④「もっと効率良い勉強法はないかなあ」

・・・なんて言ってる人、いませんか?

これらの悩みは結局「生物は“単純な”暗記科目だ~」って思っているから生じるるんです。

①と②の人は「どこまで暗記したらいいか?」がわからないんですよね。

④の人は「たくさんの知識を効率よく覚えたい」というわけですよね。

で、③の人、実は最も生物の勉強法の核心に迫っている人たちなんですよ。

一生懸命暗記したんですよね。でも「なんか問題が解けない」と、こういうわけでしょ?

勉強法が間違っているんじゃないんですよ。一生懸命暗記するのは無駄ではないのです。

でもそれじゃあ半分なんですよ。すべての生命現象は根っこでつながって

いるんです。これがわかっていないから、成績が上がらないんです。例えば・・・

 

問1 次の細胞小器官のうちから膜構造のものをすべて選べ。

① 核   ② ミトコンドリア   ③ 葉緑体  ④中心体  ⑤ゴルジ体

⑥ 液胞   ⑦ 核小体   ⑧細胞膜

 

問2 問1の選択肢のうち、原核細胞にもあるものはどれか。すべて選べ。

(解答は最後に載せてあります)

 

さて、これらは全部覚えるんでしょうか? 「膜構造のものは、核とミトコンドリアと

葉緑体と・・・・」みたいに。

そうなんです、全部覚えるんですよ。だから②の人は生物が嫌いになってしまうんで

すよね。でもね、真核細胞って原核細胞が進化してできたものなんですよ。ここ!!

ここなんです!! 「どのように進化してきたのか?」がわかっていれば、いちいち

全部覚えなくてもその場で考えれば出てくるんですよ。

細胞小器官のほとんどは、その始まりが細胞膜なんです。細胞膜が陥入してDNAを

囲って核膜となり(つまり核が誕生し)、その核膜と細胞膜のつながった部分からゴルジ体が

でき、ミトコンドリアや葉緑体はそれぞれ好気性細菌・ラン藻と呼ばれる原核細胞だったから

細胞膜を持っていたわけで・・・などなどを知っていれば、いちいち暗記しなくても「膜構造の

ものは?」なんてその場で考えれば答えが出てくる、というわけです。

ほら、どうです? ②のみなさん、生物は暗記ばっかりじゃないですよね。①のみなさん、

生物は暗記とそれらの「なぜ?」の部分を勉強すればいいんですよ。④のみなさん、「なぜ?」

を知れば効率よく暗記できますよ。③のみなさん、知識はもうOKです。

あとは「なぜ?」を知って、それらの知識をつなげていけば成績はグングン上がりますよ。

生物は暗記が多いですが、

生物学の楽しさはこの「なぜ?」を知るところにあるのです

 

問1の解答  ① ② ③ ⑤ ⑥ ⑧   問2の解答  ⑧

大学受験「生物」 生物の勉強法がわかる本 間もなく発刊!!

 受験生の皆さん、こんにちは。調子はどうですか?

大堀は原稿の締め切り、講座の収録などなどとっても忙しい

毎日を送ってます。で、忙しいのですが、この前東京の千代

田区麹町にある中経出版さんに出向いて最終校正をしてきま

したよ。とにかく今度の新しい参考書、さらにさらにいいもの

にしたいですからね(^_-)-☆

それでは今までの、「センター試験生物Ⅰの点数が面白いほ

どとれる本」”パワーUP版”と新しい”決定版”とがどう違うのか

を説明していきます。新しい”決定版”のはしがきを抜粋してみ

ましょう。

1.とにかく最初から全部書き直しました。

各章のはじめに「覚えなきゃダメ!!」で暗記すべき事項をビシっとまとめてあります。そのあとで

各項目を解説するようにしてあるので、読みやすくなっただけでなく2回・3回と読みなおす際や復

習のときに、自分が特に読みたい項目を見つけやすくなりました。

2.生物Ⅰの範囲にしぼって書きました

「パワーUP版」では「正しい理解」のために生物Ⅱの範囲も載せていました。しかしセンター試験

で必要な暗記事項なのか、それとも暗記する必要がない項目なのかわかりにくい部分がありまし

た。そこで今回の大改訂では、1でも書いたとおり、暗記するべき事項は最初に書き出し、暗記

するべきものとそうでないものをはっきり区別して書くことで、さらに学習しやすくしました。

3.苦手箇所をさらに詳しく書きなおしました。

「パワーUP版」も“詳しい参考書”として評判だった(^。^)のですが、受験生が特に苦手とする単元

は「これでもか~っ」というぐらいさらに詳しく書きなおしました。これとともに言い回しなどを変える

ことにより文章を読みやすくなるように努めました。

 

さて、改良箇所をあげてみましたが、何はともあれこの参考書の良さは「何故?」の部分

ふんだんに書いてあることです。「何故」は知識どうしをつないで新しい知識を生み出して

くれます。そして暗記を楽にしてくれるだけでなく、考察力も付けてくれます。

発刊まであと少し(4月15日予定)、あと少し待っててね♡