コラム・お知らせ

夏期講習会(2011年度) 大堀求の「生物学的思考回路【遺伝編】」(その1)

こんにちは。今回から夏期講習会の講座を案内していきますよ。

まず1回目は大堀のオリジナル講座「生物学的思考回路【遺伝編】」です。

 生物学の中では、なぜか遺伝は「難しい」ものとされています。なぜでしょう? あたりまえと言え

ばあたりまえなのですが「わからないから」でしょうねえ。

ではなぜわからないのでしょう? 大堀は次のように考えます。

多くの参考書などはまず遺伝を”記号遊び”みたいに教えます。こんな感じに・・・

                 Aa×Aa→AA:Aa:aa=1:2:1

そうして散々学生の頭に「遺伝は記号遊びだ~」って刷り込んでおいて、その遊びに慣れたところ

でいきなり「実はこれらは染色体上にあって・・だから連鎖が・・・だから組み換えが」ってくるので

す。学生はたまったものではありません。頭の中は「?????・・・」、パニックです。

たしかにこういうふうに教えたくなる気持ち、わかります。メンデルが遺伝の法則を発見したころは

染色体なんてものは知られていませんでした。で、そのあと染色体が発見されて減数分裂が

わかってきて、連鎖や組み換えなどもわかってきたのです。つまり生物学の歴史に沿って教えて

いこうというやり方ですね。大堀も分野によっては解明された歴史に沿って講義しています。

でも歴史の順で教えた方がいい場合とそうでない場合があります。遺伝を学生にわかってもうため

にはどっちがいいか? もちろん後者です。

だから大堀の講義ではまず染色体の動きから説明して行きます。

そして最初の方で独立と連鎖と組み換えを教えてしまいます。

そうした方が絶対学生が理解しやすいのを大堀は知っている

からです(^o^)v

今回の紹介はこのくらいにしておきますね。次回は他の講座も含めて内容をもっと詳しく説明して

いきま~す♪

☆ 大堀求の講座は代ゼミ生以外も大歓迎。

  他の予備校・塾に通っている学生さん、現役生、浪人生だれでもふるって参加してくださいね。