コラム・お知らせ

ハイレベル生物問題演習/標準生物問題演習を受講する学生さんへ(^。^)/

ハイレベルと標準、どちらを受講すればよいか

 大体の目安で、偏差値55が分岐点です。また、センター試験なら「今年は70点以上とれた」のであれば「ハイレベル生物問題演習」を受講してよいでしょう。では、講義内容はどのように違うのかというと、問題のレベルの違いになります。前記した「●大堀式☆生物指導方法」に、「生物の試験問題は、次の7つに分けることができます」とありましたね。

 1.単純な知識問題  2.知識をもとにして考える問題  3.遺伝  4.計算問題

 5.ひらめき問題・生物学的思考が試される問題  6.各種論述問題

 7.新しく発見・解明された生命現象に基づく実験・考察問題

 標準生物問題演習では1~5が、ハイレベル生物演習では、3~7が問題の中心になります。それでもどちらにしたらよいか迷ってしまうという学生さんは、一度どちらかを受講してみましょう。最初の1~3回講義を受けてみてから考えてもいいと思います。ただし、この場合は、途中からのレベル変更は可能かどうか確認してからにしてくださいね。また、1学期は「標準」を受講し、2学期から「ハイレベル」にするという手もあります。さらに、大堀が出講する校舎に来られるのであれば、相談に来ても構いません(大堀が出講する曜日・時間帯を確認してからにしましょう)

 

演習講座の1年間・予習と復習の方法

・1学期・2学期

 1・2学期とも90分講義が週に1回、合計で12回(1・2学期合計24回)あります。

・予習

 問題演習講座ですから、からなず問題を解いてから受講しましょう。このとき、解けなくてもよいので必ず問題を読み込んできましょう。特にハイレベル問題演習の場合、独力で4割も解ければ上出来です。それでもへこまずに講義に出ましょう。できなくても、講義での「ああ、そういうことか」を積み重ねることで成績は上がっていきます。

・復習

なるべくその日のうちに板書を写したノートを、できなかったところを重点的に見直しましょう。そして、1週間くらい経ったら、やはりできなかった問題をもう1度解いてみましょう。大事なのは、「間違えたところは二度と間違えないようにする」ことです。

「センター生物」の1年間・予習・復習の方法(^。^)/

「センター生物」を受講する皆さん。担当の大堀です。よろしくおねがいしますね。

それでは、1年間の流れと、予習・復習について説明しますね。

 

●1年間の「センター生物」の流れ

・1学期

  「細胞」・「発酵」・「呼吸」・「光合成」・「DNA」・「遺伝子とタンパク質」

  ・「バイオテクノロジー」・「生殖」・「細胞分裂」・「遺伝」・「発生」

・夏期講習会(講座の名称は予定であり、変更となる場合があります)

  「大堀求の生物(腎臓・生体防御・神経・個体群・相互作用)

  「大堀求の生物(生態系・進化・系統分類)

  「センター生物」など。

・2学期

  「眼・耳」・「筋肉」・「動物の行動」・「神経系」・「免疫」・「植物の反応」・「個体群」

  ・「相互作用」・「生態系」・「進化」・「系統分類」

・冬期講習会(講座の名称は予定であり、変更となる場合があります)

   「大堀求の生物(センター試験:実験考察問題対策)

      「センター生物」「センター生物テスト」

 

「ハイレベル生物①②」または「標準生物①②」も受講している学生さんへ

 基本的にこれらを受講している学生さんは、この「センター生物」を受講する必要はありません。ただし、「ハイレベル生物①②」や「標準生物①②」を、大堀以外の先生に習っているという学生さんは受講してもいいと思います。これは先生によって教え方が違うわけで、さらに生物の理解が深まるからです。ただし欲張り過ぎて、次に説明しているように他教科の学習の妨げにならないようにしましょう。

 

 

1年間の学習ペース・予習と復習の方法

他の教科との兼ね合い

 まず、自分の志望校が課しているセンター試験の科目と配点を確認しましょう。おそらく数学・英語の配点に対して生物の配点は低いはずです。であれば、数学と英語の学習を優先してください。また、国語の配点が高い場合、当然国語をおろそかにしてはいけません。センター試験で失敗すると、受験できる大学の選択肢は激減し、かつ2次試験での挽回はかなり厳しいものになります。「とにかく、配点の高い科目を優先する」ということです。

 

 

●生物基礎は必要か?

 センター試験の「生物」では、生物基礎からの出題もあります。しかしそれよりも、「生物基礎」は「生物」を理解する土台となるものです。ですから、代ゼミの講義が始まる前にマスターしておくことが望ましいです。

 

 

●1年間の理想的な学習ペース

・1学期

 1学期は、数学・英語・2次私大で使う理科科目の学習が中心になるでしょう。そうすると生物の予習・復習にあてる時間はほとんどありません。でもこれは仕方のないことです。前記した  ように、数学・英語ができなければ、どこの大学にも絶対に合格できませんからね。では、生物はいつやったらいいのでしょう。それは夏期しかありません。

・夏期

 とにかく生物の全範囲の基本事項を頭に入れてください。なぜなら、2学期は再び数学漬け・英語漬けになり、生物に時間がかけられなくなるからです。まず、すぐに1学期の復習をしてください。これには、のちに説明する「予習・復習シート」を活用しましょう。復習が終わったら今度は2学期の予習をしてください。このとき、夏期講習会講座を利用しましょう。これは、2学期の範囲の中で、1人では学習しにくい分野を先取り学習するもので、「大堀求の生物(腎臓・生体防御・神経・個体群・相互作用)」と「大堀求の生物(生態系・進化・系統分類)」の2つがあります。また、夏期のうちに問題演習をしたいという学生さんは、夏期講習会講座「センター生物」を受講するとよいでしょう。

・2学期

 ここで夏期の予習が活きてきます。つまり、もうすでに学習済みの範囲を講義で聞くわけですから、2学期の講義がそのまま復習になるのです。夏期でわからなかった部分が解決するとともに、忘れかけていた基本事項を思い出すことができます。また、生物の復習にあてる時間がいらなくなるので、数学・英語に時間をかけることができます。

・12月

 そろそろセンター試験の対策を始めましょう。センター試験は時間との勝負です。過去問・過去の模試を集めた問題集などを使って、60分以内(←ちゃんと時間を測って)で解き切るトレーニングをしましょう。本番より短く、「50分以内で解くように練習する」なんていう手もありますよ。

・冬期講習会Ⅰ期

 「大堀求の生物(センター試験:実験考察問題対策)」「センター生物」「センター生物テスト」を利用しましょう。

 「大堀求の生物(センター試験:実験考察問題対策)」は、その名の通り実験考察(遺伝も含む)問題対策をおこなう講座です。いつもセンター試験では考察問題・遺伝で点数を落としてしまう…という学生さんは是非利用してください。なお、この講座はセンター試験のみならず、国公立2次・私大の実験考察遺伝問題の対策にもなります。

 「センター生物」は、センター試験に必要な事項の最終確認をする演習講座です。問題のレベル・解答法もセンター試験に準拠しています。

 「センター生物テスト」は、90分講義の内の最初の30分は予想問題を“真剣に”解いてもらいます。そして次の60分で大堀が問題を解説します。解き終った直後に解説を受ける・・・わからなかったところ・できなかったところがその場で解決されるのでとても効果のある学習となります。

 

●予習・復習方法

・生物がある程度以上できる学生さん(センター試験模試等で70点はとれる学生さん)

 基本的に予習は必要ありません。空いた時間を数学・英語の学習にあてましょう。それでも心配な学生さんは、当HPに掲載する「予習・復習シート」を活用しましょう。これは、1・2学期の「センター生物」の講義各回ごとに作成するもので、その回で覚えるべき重要事項をほぼ完全に網羅した「問題集」になっています。このシートに目を通しておけば、その回におこなわれる内容を一望できるとともに、気になるところを調べておけば、講義の内容の理解度がかなり違ったものになるでしょう。ただし、生物が得意な学生さんは、復習に重点を置いた方がよいでしょう。講義が終わったらこのシートの問題を解くとよいでしょう。

・生物が苦手な学生さん(センター試験模試等で70点に達したことがない学生さん)

 苦手な学生さんは、基本的に予習をしてきましょう。その方法は、まず私の著書を使う方法があります。「大堀先生、高校生物をわかりやすく教えてください」(学研プラス)を用います。この本は大堀が執筆したものですから、各単元の順番は、基本的に代ゼミのテキストとほぼ同じになっています。さらに講義で大堀がする説明を前もって読んでおけます。各回の最初に代ゼミのテキストのもくじ・内容を確認し、私の著書の該当する部分を読んでくるとよいでしょう。もちろん学校で使っていた生物の教科書で同じことをやっても構いません。そして講義の後で、予習・復習シートを使って基本事項が頭に入っているかを確認する・・・を繰り返していきましょう。

・超初心者(生物を高校で習っていない学生さん)

まず、生物基礎は大丈夫でしょうか。なるべくなら代ゼミの講義が始まる前に私の著書「改訂版 センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」(KADOKAWA)・「センター・マーク標準問題集 分野別シリーズ 生物基礎」(代々木ライブラリー)などを使ってマスターしておくことを薦めます。あとは、「生物が苦手な学生さん」の項目で書いたように予習・復習してください。

 

 

 

 

 

 

 

「ハイレベル生物①②」の1年間・予習・復習の方法(^。^)/

大堀のハイレベル生物へようこそ。1年間よろしくお願いしますね。

ハイレベル生物①②の、1年間の流れ、そして、予習・復習の方法に

ついて説明します。

 

●1年間の「ハイレベル生物①②」の流れ

・1学期

 ハイレベル生物①…「細胞」・「DNA」・「遺伝子とタンパク質」・「バイオテクノロジー」

 ハイレベル生物②…「発酵」・「呼吸」・「光合成」・「生殖」・「細胞分裂」・「遺伝」・「発生」

・夏期講習会講座(講座の名称は予定であり、変更となる場合があります)

 「大堀求の生物(腎臓・生体防御・神経・個体群・相互作用)

 「大堀求の生物(生態系・進化・系統分類)

 「ハイレベル生物(頻出問題対策)「センター生物」など。

・2学期

 ハイレベル生物①…「体液と恒常性」・「腎臓・肝臓」・「眼・耳」・「筋肉」・「動物の行動」

          ・「神経系」・「ホルモン」

 ハイレベル生物②…「免疫」・「植物の反応」・「バイオーム」・「個体群」・「相互作用」

          ・「生態系」・「進化」・「系統分類」

・冬期講習会Ⅰ期(講座の名称は予定であり、変更となる場合があります)

  「大堀求の生物(センター試験:実験考察問題対策)

  「センター生物」「センター生物テスト」「ハイレベル生物」

・冬期講習会Ⅱ期(講座の名称は予定であり、変更となる場合があります)

  「大堀求の生物(頻出・最新・難解分野対策)

 

1年間の学習ペース・予習と復習の方法

●他の教科との兼ね合い

理系であれば、まず数学と英語を優先してください。理系入試においては、「数学と英語ができて初めて受験の土俵にあがれるのだ」と思ってください。数学と英語を得意にして、生物は足を引っ張らない程度にする…というスタンスでいてください。というのは、数学と英語を仕上げるのには時間がかかるとともに、多くの大学ではこれら2教科の配点が他の教科に比べて高いからです。従って生物の学習は、これら2教科の学習の合間を縫っておこなうことになります。また、国公立大の受験においてはセンター試験が必須となります。ここで問題になってくるのが国語です。国語の配点が高い大学を受験するのであれば、当然国語をおろそかにしてはいけません。センター試験で失敗すると、受験できる大学の選択肢は激減し、かつ2次試験での挽回はかなり厳しいものとなることを肝に銘じておきましょう。

●1年間の理想的な学習ペース

・1学期

1学期はほとんど数学・英語が中心になるでしょう。そうすると生物の予習・復習にあてる時間はほとんどありません。でもこれは仕方のないことです。前記したように、数学・英語ができなければ、どこの大学にも絶対に合格できませんからね。では、生物はいつやったらいいのでしょう。それは夏期しかありません。

・夏期

とにかく生物の全範囲の基本事項を頭に入れてください。なぜなら、2学期は再び数学・英語漬けになり、生物に時間がかけられなくなるからです。まず、すぐに1学期の復習をしてください。これには、のちに説明する復習シートを活用しましょう。復習が終わったら今度は2学期の予習をしてください。このとき、夏期講習会講座を利用しましょう。これは、2学期の範囲の中で、1人では学習しにくい分野を先取り学習するもので、「大堀求の生物(腎臓・生体防御・神経・個体群・相互作用)」と「大堀求の生物(生態系・進化・系統分類)」の2つがあります。

そして問題演習にも入りましょう。これには夏期講習会講座「ハイレベル生物(頻出問題対策)」を利用しましょう。さらに志望校が決まっていて、かつ記述タイプの模試で偏差値が60以上あるような学生は、一度過去問を解いてみるのもよいでしょう。

・2学期

ここで夏期の予習が活きてきます。つまり、もうすでに学習済みの範囲を講義で聞くわけですから、2学期の講義がそのまま復習になるのです。夏期でわからなかった部分が解決するとともに、忘れかけていた基本事項を思い出すことができます。また、生物の復習にあてる時間がいらなくなるので、数学・英語に時間をかけることができます。

・12月

そろそろセンター試験の対策を始めましょう。センター試験は時間との勝負です。過去問・過去の模試を集めた問題集などを使って、60分以内(←ちゃんと時間を測って)で解き切るトレーニングをしましょう。本番より短く、「50分以内で解くように練習する」なんていう手もありますよ。

・冬期講習会Ⅰ期

「大堀求の生物(センター試験:実験考察問題対策)」「センター生物」「センター生物テスト」を利用しましょう。

「大堀求の生物(センター試験:実験考察問題対策)」は、その名の通り実験考察(遺伝も含む)問題対策をおこなう講座です。いつもセンター試験では考察問題・遺伝で点数を落としてしまう…という学生さんは是非利用してください。なお、この講座はセンター試験のみならず、国公立2次・私大の実験考察遺伝問題の対策にもなります。

「センター生物」は、センター試験に必要な事項の最終確認をする演習講座です。問題のレベル・解答法もセンター試験に準拠しています。

「センター生物テスト」は、90分講義の内の最初の30分は予想問題を“真剣に”解いてもらいます。そして次の60分で大堀が問題を解説します。解き終った直後に解説を受ける・・・わからなかったところ・できなかったところがその場で解決されるのでとても効果のある学習となります。

ところで、中には「センター試験模試では安定して90点以上とれる」という強者もいるでしょう。そのような学生さんには冬期講習会講座「ハイレベル生物」をお勧めします。センター試験はもちろん、国公立2次・私大対策にもなる演習講座です。

・冬期講習会Ⅱ期

センター試験が終わったらすぐに国公立2次・私大の対策を始めましょう。過去問を時間内に解く→答え合わせをする→間違ったところをチェックして、暗記が不足していたところは暗記しなおす・・・を繰り返しましょう。また、国公立大・ハイレベル私大(早稲田・慶応・東京理科大など)を受験する学生さんは「大堀求の生物(頻出・最新・難解分野対策)」を利用するとよいでしょう。これらの大学では、必ず高度な実験考察問題が出題されます。

「与えられたデータからどのようなことがわかるのか」「この仮説を検証するには、どのような実験を組んだらよいのか」「この結論に至ったということは、どのような結果が得られたのか」などなど高度な思考が試されます。そのような「考える力」を養います。

●予習・復習方法

・生物がある程度以上できる学生さん(センター試験模試等で70点はとれる学生さん)

基本的に予習は必要ありません。空いた時間を数学・英語の学習にあてましょう。それでも心配な学生さんは、当HPに掲載する「復習シート」を活用しましょう。これは、1・2学期の「ハイレベル生物①②」の講義各回ごとに作成したもので、その回で覚えるべき重要事項をほぼ完全に網羅した問題集です。このシートに目を通しておけば、その回におこなわれる内容を一望できるとともに、気になるところを調べておけば、講義の内容の理解度がかなり違ったものになるでしょう。ただし、生物が得意な学生さんは、復習に重点を置いた方がよいでしょう。講義が終わったらこのシートの問題を解くとよいでしょう。

・生物が苦手な学生さん(センター試験模試等で70点に達したことがない学生さん)

苦手な学生さんは、基本的に予習をしてきましょう。その方法は、まず私の著書を使う方法があります。「大堀先生、高校生物をわかりやすく教えてください」(学研プラス)を用います。この本は大堀が執筆したものですから、各単元の順番は、基本的に代ゼミのテキストとほぼ同じになっています。さらに講義で大堀がする説明を前もって読んでおけます。各回の最初に代ゼミのテキストのもくじ・内容を確認し、私の著書の該当する部分を読んでくるとよいでしょう。もちろん学校で使っていた生物の教科書で同じことをやっても構いません。そして講義の後で、復習シートを使って基本事項が頭に入っているかを確認する・・・を繰り返していきましょう。

・超初心者(生物を高校で習っていない学生さん)

まず、生物基礎は大丈夫でしょうか。なるべくなら代ゼミの講義が始まる前に私の著書「改訂版 センター試験 生物基礎の点数が面白いほどとれる本」(KADOKAWA)・「センター・マーク標準問題集 分野別シリーズ 生物基礎」(代々木ライブラリー)などを使ってマスターしておくことを薦めます。あとは、「生物が苦手な学生さん」の項目で書いたように予習・復習してください。

 

大堀の生物は、こういう講義だ!!

みなさん、こんにちは。代ゼミの講義では、大堀はこんなふうに教えますよ。

 

●大堀式☆生物指導方法

生物の試験問題は、次の7つに分けることができます。

1.単純な知識問題

2.知識をもとにして考える問題

3.遺伝

4.計算問題

5.ひらめき問題・生物学的思考が試される問題

6.各種論述問題

7.新しく発見・解明された生命現象に基づく実験・考察問題

1.単純な知識問題

知っていれば解答できますが、知っていなければお手上げの問題です。対策としては「ただひたすらの暗記」となるのですが、いったい何をどのように覚えればよいのでしょうか。例えばセンター試験で過去に出題された次の問題は、どう対処しましょう。「ゾウリムシの大きさを次の中から選べ(単位はμm)。①0.015 ②0.15 ③1.5 ④15 ⑤150 ⑥1500」という問題。単純な知識問題ですね。正解は「⑤150」なのですが、では「ゾウリムシは150μmだ」と暗記しておかなければならなかったのでしょうか。いいえ、違います。ここで暗記しておくべきことは「1000μm1mm」と「ゾウリムシはかろうじて肉眼で見える」ということです。この2つを知っておけば、選択肢の中から「かろうじて見える大きさ」を選べばよいことになりますね。「⑥1500μm1.5mm」ですから肉眼で十分に見れます。また「④15μm0.015mm」ですから肉眼では見れません。ということは解答は④と⑥の間の⑤だな・・・となるわけです。この例のような「何をどのように覚えればよいのか」を講義で説明していくのです。

さて、そのように覚えることを選別できても、その量は膨大です。そこで講義では、さらに暗記のコツを説明していくことになります。例えば、ホルモンの成分にはタンパク質、アミノ酸の誘導体、ステロイドがあります。では、いろいろあるホルモンのそれぞれはどの成分なのでしょうか。1つ1つ覚えるのでしょうか。いいえ、違います。アミノ酸誘導体、ステロイドのものは数例しかありません。だからこれらを暗記すればいいのです。残りの多数のホルモンはタンパク質ですから暗記する必要はありません。「残りは全部タンパク質」でいいのです。つまり「少ないものだけを覚える」というわけです。他にも「右脳を使って覚える(形で覚える)」「重要なものは細かく覚える」などなどいろいろなコツがありますが、それらを講義で説明していくわけです。楽しみにしていてください。

→主に「ハイレベル生物①②」「センター生物」「センター生物基礎」で解説します。「標準生物問題演習」「ハイレベル生物問題演習」でも扱います。

ちなみに、ここまでマスターすると、センター試験で6割はとれるようになります。

2.知識をもとにして考える問題

実験の結果・グラフの読み取りなど、自分が持っている知識を使って考えて解く問題です。やはり、知識が必要なわけで、「1.単純な知識問題」をマスターしておかなくてはなりません。あとは「知識を使って考える練習」ということになります。

→主に「標準生物問題演習」「ハイレベル生物問題演習」で扱います。

ちなみに、ここまでマスターすると、センター試験で7割はとれるようになります。

 

3.遺伝

遺伝は生物という科目の中でも少し特殊です。知識はある程度必要ですが、「考えること」が主体となる単元だからです。正解を得るには、「遺伝現象を正しく理解していること」、そして、「確率の考え方」も必要になってきます。これらの対策として必要なのは、「遺伝現象の正しい理解」と「練習」と言えるでしょう。

→「遺伝現象の正しい理解」は、主に「ハイレベル生物①②」「センター生物」で解説します。「練習」は「標準生物問題演習」「ハイレベル生物問題演習」で解説します。

ちなみに、ここまでマスターすると、センター試験で8割はとれるようになります。

 

4.計算問題

計算問題も、次のようにいろいろあります。例えば、化学の計算問題(化学反応式を使った問題)・遺伝子に関する問題(遺伝子の種類数・DNAやRNAの長さを求めるなど)・腎臓の計算問題・その他(遺伝子頻度・分子時計の計算)などです。とにかく、これらの対策として必要なのは、やはり「生命現象の正しい理解」と「練習」と言えるでしょう。ただし計算自体は、例外を除いて中学校レベルのものがほとんどです。あとは「生命現象を正しく理解しているか」ということになります。

→「生命現象の正しい理解」は、主に「ハイレベル生物①②」「センター生物」「センター生物基礎」で解説します。「練習」は「標準生物問題演習」「ハイレベル生物問題演習」で解説します。

ちなみに、ここまでマスターすると、センター試験で9割を超えるようになるでしょう。

 

5.ひらめき問題・生物学的思考が試される問題

ひらめきとは、“何かわからない不思議な力”ではありません。知識と知識を融合させて新しい知識を作り出すことです。つまり、ひらめきには知識が必要で、知識のないところにはひらめきは生じないのです。対策としては「1.単純な知識問題」と「2.知識をもとにして考える問題」がマスターできていることが前提となり、あとは「知識どうしをつなぐ練習」ということになります。

もう1つの「生物学的思考が試される問題」というのは、例えば次のような問題です。「細菌の細胞壁の成分は細胞内で合成され、リピッドキャリアーと呼ばれる物質と結合し細胞膜の外へ運ばれる。では、このリピッドキャリアーの役割を述べよ」。さて、リピッドキャリアーとは何でしょうか。出来ない学生にありがちなのは「そんなの聞いたことがないからわかりません」という思考です(←これは思考ではなく、「思考停止」といいますね)。たしかに教科書には載っていません。では、「教科書に載っていないからできない」で済むのでしょうか。いいえ、「生物学的思考」ができる学生には解けるのです。そして、出題する大学側は、そのような思考ができる学生を欲しがっているということです。では、ここでいう「生物学的思考」とはどういうことでしょうか。まず、細胞膜はどのような構造をしているのでしょうか。これは「1.単純な知識問題」でやることですが、「外側から親水性・疎水性・親水性の3層構造になっている」ということがわかっていることが前提となります。そして、ここが重要なのですが、「そのような2つの相反する性質を持つ膜を、そう簡単には通過できないはず」と思考できるか…といことになります。これが「生物学的思考」です。つまり「親水性・疎水性、2つの性質を持つ膜を通過することを可能にする」というのが正解になるわけです。このような思考ができるようにしていくのも大堀の講義の特色と言えます。

→主に「標準生物問題演習」「ハイレベル生物問題演習」でおこないますが、「ハイレベル生物①②」「センター生物」「センター生物基礎」でも、折に触れて説明していきます。

 

6.各種論述問題

論述するには、当たり前ですが「生命現象の正しい理解」が必要です。わかっていなければ人に伝えることはできません。つまり、書いて説明することも不可能です。そして、もう1つ必要なのは「国語力(=表現力)」です。例えば、「遺伝子が転写されてRNAができ、そのRNAが翻訳されてタンパク質ができ、そのタンパク質によって生命現象が起こる」わけですが、このようにだらだら書いていたら時間もかかるし、解答に際して指定された字数もすぐにオーバーしてしまいます。ではどう書いたらいいのかというと、ただ「遺伝子が発現する」と表現すれば済むのです。つまり合格点に達する論述力をつけるには「生命現象の正しい理解」と、さらに「表現力の体得」が必要なのです。

→主に「標準生物問題演習」「ハイレベル生物問題演習」でおこないますが、「ハイレベル生物①②」でも折に触れて説明していきます。

 ちなみに、ここまでマスターすると、記述模試などの偏差値が65を超えてきます。

 

7.新しく発見・解明された生命現象に基づく実験・考察問題

このような出題は、東大・京大・阪大・その他のハイレベル国公立大、そして慶応の医学部・早稲田・東京理科大などでの出題が見られます。実験の方法・結果を読み、結論を考察していくのです。ここまでの生物学習の集大成ともいえる問題です。

→このような新傾向・ハイレベル問題の対策をおこなうのが「ハイレベル生物問題演習」、冬期講習会Ⅱ期「大堀求の生物(頻出・最新・難解分野対策)」となります。

みなさん、こんにちは。いよいよ代ゼミの新年度が始まります。

今年度の大堀の担当講座につは次のようなものがあります。参考にしてくださいね。

●主要担当講座

ハイレベル生物

大堀の主要担当講座です。「ハイレベル生物①②」という表示で、週に2回の講義(①・②それぞれ1回ずつ)で1セットの講義となります。1学期「①12回・②12回」の計24回、2学期「12回・②12回」計24回、全部合わせて48回の講義となります。これによって「生物基礎」と「生物」をマスターする講座です。なお、この講座を受講していれば、「センター生物」を受講する必要はありません。

センター生物

 高校教科書の「生物」の全範囲を学習する、センター試験対策講座です。週に1回の講座となります。1学期12回、2学期12回、全部合わせて24回の講義となります。

ハイレベル生物問題演習

 難関国公立大学・上位私大合格を狙う、週に1回の演習の講座です。1学期12回、2学期12回、合計24回の講義となります。範囲は「生物基礎」「生物」です。演習講座なので、あらかじめ問題を予習してくる必要があります。

標準生物問題演習

 一般国公立大学・中堅私大を狙う、週に1回の演習の講座です。1学期12回、2学期12回、合計24回の講義となります。範囲は「生物基礎」「生物」です。演習講座なので、あらかじめ問題を予習してくる必要があります。

センター生物基礎

 センター試験において、「生物基礎」を選択する学生向けの講座です。週に1回(この講座に限って60分授業)の講座となります。1学期12回、2学期12回、合計24回の講義となります。範囲は高校教科書の「生物基礎」です。

 

 

 

 

 

 

2018年度(平成30年度) 大堀の講義時間割